2015-03-19 Thu
フライスのバッククラッシュがひどくなってきたようです。切削にも影響があるようで、気になりはじめました。ロータリー
テーブルを使った時に、顕著に感じたのですが、フライスの
テーブルでも、感じるようになりました。きっと、ナットが
すり減ってきたのでしょうね。
木工の世界では、アップカットが常識で、
プライムカット(ダウンカット)をすると、トリマーやルーター
では、機械が暴れてしまって、コントロールが難しいです。
しかし、場合によっては、プライムカットの方が、切削面が
きれいになります。
フライスでは、機械のバッククラッシュが加わるので、私が
使ってルような非力な機械では、影響が大きいです。
木工のようにアップカットしたときのことを考えてみます。
黄色矢印のように部材を送りだしますと、エンドミルが逆方向
に回ってますので、部材の送りを止めると、バッククラッシュ
の分だけ、点線の位置まで、ナットが引き戻されることに
なります。送りを再開すると、バックックラッシュを経由して
黄色矢印方向に部材が移動します。ここで、また、送りを
止めると、また、バッククラッシュの分だけ、引き戻されます。
つまり、バッククラッシュの分だけ、部材が往復運動をするこ
とになってしまいます。私のフライスは、この影響で、周期的
にカタ・カタと結構大きな音と振動がでます。
ダウンカットした時はどうでしょうか。
ミルの回転方向と黄色の送り方向が一致しています。言い
換えると、バッククラッシュを消すように、ナットに圧力を常に
加える状態になります。アップカット時のような往復運動
にはなりません。
たしか、予備に買っておいたナットがあったような気がするので、
Y軸だけ交換してみようと思います。この上のフライスだと、
スリ割りを入れてバッククラッシュを軽減してるんですが、
私のX2互換機では、厳しいでしょうねえ。
2015-03-18 Wed
旋盤のベアリング交換をするために、スペーサーを注文しました。
今内蔵されているスペーサーを加工してもよいのですが、
分解すると、旋盤が使えなくなります。
フライスで、ロータリーテーブル等で加工するようになるの
で、分解する前の旋盤を使って、加工するために、同じ部品
を注文しました。
今まで、間違いがなかったのですが、今回は、部品の取り
違えがあって、メールしたところ、すぐ送るとのことで、部品
待ちです。
スペーサーの加工は、スペーサーの肩を段違いに落とす
だけで、精度が要求されないので、ベアリングのいかれた、
旋盤でも可能です。
それと、ネットであさった資料では、4.8mmと2.8mmのスペーサー
もいるようです。部品の流用をする予定ですが、薄いスペサーは
切り出すようですね。
2015-03-11 Wed
NCVCは優れものです。CNCを始めるにあたって、以前、形を切り抜くためのソフトJMM-TOOLを○○ジナルマインド
さんから購入しました。便利に使ってましたが、複雑な図形
だと、形状の認識がうまくされなかったので、使うのを止めて
ました。
NCVCの解説を読んでいたら、なんとJMM-TOOLと同じ機能
があるでは、ありませんか。改めて、NCVCは優れものです。
通常は、DFXファイルを作成するのに、エンドミルの直径を考慮
して作図します。
直径の半分だけ、外側にずらしたり、内側にずらしたしておか
ないと目的の大きさになりません。JMM-TOOLでは、これが
できるのですが、NCVCでは、機能の一部になってました。
次のような手順になるようです。
DFXファイルを読み込みます。
編集--加工指示--形状認識処理 をクリックします。
すると形状やら、加工やらの情報が読み込まれます。
必要に応じて加工内容を個別に編集する必要がありますが、
ここから、自動処理をクリックすると、
処理内容のウインドウが開きますので、エンドミルに応じた
オフセット値をセットします。OKをクリックすると、
加工パスが作成されます。
一番外側の切り抜きの部分では、オフセットの分
(エンドミル半径の半分)だけ外側に、円の切削加工等
では、オフセットの分だけ内側に作成されます。
ここから、
NCデータの生成--形状加工生成--形状加工によるNCデータ作成
を選んで、必要に応じて、切削条件ファイルの編集をししてOKをクリック
すると、
NCデータが作成されます。
いままでJMM-TOOLを使わないで作成するときは、
DFXファイルの作成段階で、エンドミルの半径の分だけ、
外側や内側にずらした図形を作成してましたが、NCVCの
形状認識を使うと手間が省けます。
もっと、JW_CADにも、オフセットの線を引く機能がある
ようですが、使い方が今一歩です。
2015-03-09 Mon
部品の到着がまだなので、スラストベアリングが到着してから、ダイヤルの加工をします。
ロータリーテーブルを出したついでに、のびのびになっていた
旋盤のチャックのバックプレートを作成します。
しばらく前に、某オクで落札していたKITAGAWA(SC-3 85φ)
のチャックにつけます。
今ついている旋盤のチャックの精度がいまいちなので、使って
みようと思います。ただ、精度よくバックプレートが作れるか
ちょっと疑問です。
バックプレート用の部材をロータリーテーブルにセットします。
芯だしをしなくても、影響はないと思うのですが、一応
芯だしをやります。芯だしをしないと、外形を切削するため、
半径が小さくなります。スピンドルのBCDの位置決めには、
芯だしをしておくと、楽です。
四つ爪だと、それほど苦労しなくても、1/100程度までなら、
芯だしが可能です。もっとも、1/1000まで、計測できる
ダイヤルゲージがありませんので・・・・・。
そして、現物あわせで、スピンドルの凸形状に合うように、
凹を削ります。
このあと、スタッドボルトをつけて、旋盤のスピンドルに
セットして、チャック側の切削をします。
このバックプレートの部材は、LittleMachinShop.comからの
個人輸入です。一から作成するのは、ちょっとなので
ついでに購入したものです。
中心に穴が開いてないと、正確なけがきができるのですが。
後で、穴を埋めて、スタットボルト用のけがきをするようです
ね。本当は、けがきをしてから、切削ですが、いつも行き
当たりばったりです。
2015-03-07 Sat
過日、町工場で、旋盤を使っている番組がありました。ダイヤモンドチップを使っていて、一回切削すると、鏡面の
ようになりました。うらやましい限りです。
我が、卓上旋盤では、道具も技術もですが、鏡面には、
ほど遠いです。機械そのもに細かい振動もあるようで、
この振動がなくならないと、表面がきれいにはならない
でしょうね。
ということで、切削が終わった部材をせっせと、ダイヤモンド
砥石で、なめらかにしました。
まあ、表面はかなりなめらかになりましたが、このくらいの
表面に、切削だけでなると言うことないのですが、難しい
です。
この部品は、X軸のダイヤルの部分ですが、この後、フライスで、
スラストベアリングの座繰りと、仕上げをします。
以前、同じように、クロススライドの目盛りにスラストベアリング
を挿入していた先達がいるのを思い出しました。
この方は、目盛り部分の部品をドーナツ状に加工して、
送りネジより大きめのスラストベアリングを使って、目盛りも
回転させて0点を変更できるようにしてあります。
DROがあるので、0点が動かなくてもいいかなと思います。
内径12mmのスラストベアリングを使う予定です。
---追記---
送りネジをよく見たら、バネの入っている部分があります。
やはり、先達と同じ構造にしないと、スラストベアリング
が不安定になりそうです。一つ上の内径15mmを使う
ようですね。
2015-03-05 Thu
背面のプレートの加工が終わり、仮組です。.
多少の修正が必要でしたが、だいたい思った位置にセット
することができました。
後から、ステッピングモーターをつけてもいいように、3カ所
ネジを切っておきました。
どの程度の力で回すことができるのか、モンキースパナで
咥えて、バネばかりではかって見ました。
動き出すのに、15cmのところに加えた力は、約0.45kg
でした。これ、正式の単位で表すとどうなるでしょう。
また勉強です。
2015-03-04 Wed
フリーのCAMソフトNCVCを使ってます。sable2015のGコード作成用です。
旋盤用のCAMソフトはないかあさってましたが、なんと、
NCVCにその機能がありました。
旋盤の加工面の図形を入力すると旋盤用のGコードが作成
されます。
おまけに、オプションの設定で、切削終了後の図形
も立体表示できます。
多少プログラムの変更が必要ですが、拡張子を「tap」に変更
すると、Mach3Turnの旋盤用のCNCソフトでもよみ込めます。
それにしてもNCVCは、優れたフリーのソフトです。
2015-03-02 Mon
旋盤のミニ改造です。旋盤の部品が届いたので、ミニ改造のための加工です。
部品でたのんだのは、X軸の送りネジです。改造に旋盤を
使うので、送りネジを外してしまうと、旋盤が使えないので、
部品を購入しました。
X軸のオーケー送りネジに穴を開けてネジを切る予定で
したが、寸法を間違えたので、穴にちょっときつめの部品を
圧入して、固定します。
強度が心配ですが、また、嫌気性の接着材で固定します。
曲がりもなくまっすぐに圧入できました。
この状態で、旋盤に加えて、圧入した部分を、目的の太さ
まで、削ります。こうやって、削れば、圧入の際に、多少芯が
がずれても、影響がなくなります。
もっとも、それほど高速回転をするわけでもないので、
大丈夫ですが。
このあとベアリング固定ようのネジきりと
Dカットをします。
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