2015-12-07 Mon
道のりは、長いです。自作手パの無線化を進めてきましたが、一つ、疑問だったこ
とが解決できそうですので、仕様?を変更してみたいと思い
ます。
今までの無線手パでは、A相B相の信号は、直接送っていま
せんでした。A相とB相の信号から、CWの信号とCCWの信号
に変換して、CWの信号とCCWの信号を送りました。
受信側で、CWとCCWの信号に応じて、パルスを生成してい
ました。
このようにしてたのは、A相・B相の立ち上がりの検出はでき
たのですが、立ち下がりの検出方法が分からなかったから
です。
NANDゲート等を使ってNOT・A相を作ればいいというアドバイ
スをいただきました。下記のような回路で、試作してみようと
思います。
CWやCCWのの判定をするのに、立ち上がりでの外部
割り込みを使いましたが、NOT・A相、NOT・B相を作ることで
A相B相の立ち下がりを立ち上がりとして検出できそうですの
で、状態変化割り込みでNOT・A相、NOT・B相の検出を追加す
るだけですから、それほど大きな変更はしなくてすみ
そうです。
2015-12-02 Wed
自作手パ(MPG)をワイヤレス化するのにアダプターを作製し、後は、ケースに組む状態になってます。
ただ、念のデータの取りこぼしを調べたら、パルスジェネレータ
を早く回すと、約半分の取りこぼしがあったので、受信側の
プログラムにリングバッファーをいれました。
リングバッファーをいれることで、ほぼデーターの取りこぼし
がなくなりました。
多少、疑問が残ったので、送受信のデーターの取りこぼし
を調べるのに、ローコストLCDシリアル通信モニターを
作製しました。
これだけでは、ただデーターの表示をするだけなので、
カウントしたデータを計測してターミナルに表示できるように
基板とプログラムを作成しました。
基板といっても、PICにバスコンとICSPの端子をつけ
ただけのものです。
比較的短時間で、ほぼ動くようになりましたが、二つほど
ドツボにはまって、二日ほどもがくことになりました。
一つは、リングバッファーの操作でした。「s」のキャラクター
が入力された一つ前のデーターをカウントのキーにするのに、
リングバッファーの読み取りのポインターを「s」の一つ前に
もどせばいい、と思いこんでいました。これが、ドツボの始まり
でした。
いくら、やっても、思ったキーになりません。
読み込んだデータを、デバッグ用に表示してみて、やっと
分かりました。
データを取り込んだ後、ポインターを次の読み込みにそ
そなえて、一つ進めていたのです。
本来なら、ポインターを二つもどさないとだめなわけでした。
「-1」としていたところを「-2」にしてやっと解決です。
もう一つは、久しぶりに使ったprintf( )のフォーマットの間
違いでした。
「int」の「%4d」としなければならないところを、「char」の
「%c」としていました。当たり前に、表示されないので、
あれこれいじって、やっとprintf( )のフォーマットにたどり
つきました。
昔、PC用に、Cであれこれやっていたころは、printf( )が
大嫌いで、直接ビデオラムを操作して表示する関数等を作って
使ってました。
今回は、ターミナルへの表示位置を決めるのに、printf( )を
つかって、エスケープシーケンスの使いまくりでした。
とりあえずのプログラムです。
main.c
例によって、ゴミが沢山のこっています。表示をもうちょっと洗練
させたいなと思ってますが、計測中の表示をやめて、計測終了
後に表示させた方が、いいのかなと、思案中です。
2015-11-11 Wed
昨日コーディングしたリングバッファーを使ったプログラムの検証が終わりました。
ほぼ満足のいく結果で、データーの取りこぼしもほとんどなく
なりました。
今回、リングバッファーに使ったメモリーは、256バイトで、
これだけで、メモリーの74%を使ってしまいます。
でも、効果、絶大ですね。パルスの生成に時間がかかる
ので、その時間差を吸収してくれます。MPG1回転で、
100パルスですから、2回半程度の回転に対応できると
思います。
今回は、大きなはまりどころもなく、すんなりでした。
main.c
ざっと、ゴミを取り除いたプログラムです。
例によって、「uart.c」と「uart.h」は諸兄のものをそのまま
使わせていただいてます。
LCDのデバックモニターを作成予定ですが、ついでに、
I2C接続のLCDもあれこれいじってみようと思います。
本日、LCDの部品が到着しました。
2015-11-10 Tue
どこでデータが欠落するのか、いろいろ調べようと思ってます。そのために、LCDデバックモニターを作って、みようと思
います。部品を注文しましたので、届くのをまちます。
デバッグモニターの制作と平行して、データー受信を
リングバッファーを使ったプログラムに変更しみようと
思います。
当初は、リングバッファーを使ったプログラムにする予定で
したが、リングバッファーの理解がいまいちで、コーデング
できませんでした。その一番の原因は、構造体とポインタの
理解ができてないことでした。
ネットには、リングバッファーを使ったプログラムが沢山ある
のですが、そのほとんどが、構造体とポインタという、私が
一番苦手な手法を使ってありました。
いろいろあさっていると、構造体とポンタを使わないプログラム
を使って解説しているHPを見つけました。
Elementary data structures - Queue
このHPでやっと、リングバッファーの仕組みが理解で
きました。
また、このプログラムを組むにあたって、割り算のあまりを
求める、計算をしなければなりません。この計算に、結構
な時間がかかります。一般的には、計算の時間を短縮す
るために2のN乗の数を使うそうです。2のN乗の数を使う
ことで、割り算のあまりを出す計算を、X & (N-1)とする
ことで可能にできるそうです。これで、飛躍的に計算を早く
できると書いてあるHPにも出会ました。この2のN乗の大き
さをバッファーの大きさにするそうで、計算時間の短縮がで
きます。
この & を使った計算方法が、
%(剰余)の最適化について
というHPに分かり易く書いてありました。
ということで、リングバッファーを使ったプログラムを
コーデングしていきます。
2015-11-08 Sun
16F1827への移植がほぼ終わったので、有線でのMPGと
ワイヤレスのMPGの動作について、テストしました。
Multi Step-Cycle Jog Step1.00の設定で
100パルス(MPG1回転)をSS経由でMachを動かして
ました。
ワイヤレスMPG ゆっくり回転 97.00
早めに回転 64.00
有線 MPG ゆっくり回転 100.00
早めに回転 100.00
というような結果で、ワイヤレスの方は、早く回転すると、
4割ほど、パルスが欠落するようです。
今回生成したA相とB相のパルスは、振幅を少し広めに
とりました。この振幅をもうちょっと狭くすると、応答もよく
なるような気がします。
送信と受信側で、送受信のデータの個数を計測してみ
ようと思います。
2015-11-07 Sat
外部セラロックを使わないで、内部PLLを使って、32Mhzで動作させるために、16F1827に16F88のプログラムを移
植しました。
今回、移植するのに、丸々3日ほどかかりました。はまっ
てしまったのは、二つでした。
一つ目は、大いなる勘違いで、
for( ; ; )
の使い方を誤ってました。そのため、A相、B相のパルスが
正しく発生できませんでした。16F88で作った時は、パルス
の発生を前後の余裕をもってしていたので、その余裕が、
ロジックの誤りを吸収してくれたようです。初期値1~5まで、
5回のループを作りたいのに、
for(i=0;i<5;i++)
のような記述をしてました。これでは、0~4までの5回の
ループになってしまいます。正しくは、
for(i=1;i<=5;i++)
でした。
もう一つは、原因がよく分からないのですが、クロックを早く
すると、PORTが思った動作をしてくれなくなるようで、
PORTレジスタとLATレジスタ
と
PICとMikroC
に記事がありました。
早速、LATレジスタを使って組み直すと、見事動きました。
動いたプログラムです。ゴミが沢山残ってます。
main.c
特に、メインの処理では、switch分とif分が混在してます。
原因をあれこれ探るためにやった名残です。
もしかして、このように、PICは癖があるのかもしれませんね。
AVR等は、どうなんでしょうか。
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* 追記 *
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もしやと思い、諸兄の記事を参考に、ポートのビット操作
の間に’nop’を一ついれて動かして見ました。
あれほどなやんだのが嘘のように、通常の書き込みで、
LATレジスタを使わないで、動きました。
’nop’をいれたプログラムです。
main.c
やはり、諸兄はすごい。
2015-11-03 Tue
やっと動作確認できた、送受信の基板を使って、SS経由で、MACHを動かしてみました。
不具合が出るかなと思いましたが、あっけなく動いてしまい
ました。
MACHの数字の変化は、有線でつないだMPGに比べてみて、
若干もたつくような印象でしたが、とりあえず動くことがわ
かりました。
今回の回路です。手直した方がいいところがあるかと思いま
すが、一応動作したもの覚え書きです。
今回は、エンコーダーが作り出した信号でなくて、PICで作っ
た信号をSSに入れてますので、両者をオシロで比較してみ
ました。
PICで作った信号の振幅がやや狭いようです。
広くするのは、簡単ですが、その分、応答速度が遅くなるような
気がするので、このままにしようと思います。
また、今回は、UART(USART)の通信速度は、9600bpsに
しました。PIC周期を32Mhzにすれば、倍の19200bpsに設定
しても大丈夫だと思いますので、後日変更してみようと思います。
ただ、受信側に使ってる16F88は、20Mhzまでなので、
ついでに購入しておいた16F1827に置き換えてみようと思い
ます。幸い、RXとTXのピンは、プログラムから変更できるようで
すが、16F88と同じ設定にできるようです。
2015-11-02 Mon
受信側の基板が完成し、動作確認をしました。今日、丸一日かかってやっと動作の確認ができました。
今回、MCLREの設定ではまりました。
デバック用につけたLEDがプログラムの開始で、点灯してくれ
ません。いつも使ってる基板では、きちんと動作してくれるの
であれこれやりました。幸い、RA5ピンの近くにLEDをつけ
てましたので、LEDを触ると、つきました。あれ、と思いあれ
これやっていると、RA5ピンをさわると点灯することが分かり
ました。RA5ピンは、MCLRE(リセットピン)わりあてられてい
ます。CONFIGでは、MCLRE=ONの設定で、外部ピンによ
るリセットが有効になっていました。
いつも使ってるテスト用の基板は、RA5ピンがリセット用に、
プルアップされていました。今まで気づきませんでした。
MCLRE=OFFにして、コンパイルし直すと、デバッグ用の
LEDがやっとつきました。
自作MPG→PIC→Xbee・・・・・(キャラクタ送信)・・・
Xbee→PIC→SS
の経路の作成が8割完成です。
明日は、受信側で、生成するパルスの確認をします。
切り替えは、フォットカプラーを介して、該当のピンをグランド
に落とすことでします。このテストもやります。
2015-10-25 Sun
ほぼでき上がったテスト基板で、ワイヤレス送信のテストをしました。
有線部分をワイヤレスに置き換えても、目で見えるタイムラグ
は見えないようです。
PICの処理速度も気になりましたが、この程度の信号だと、
ほぼリアルタイムで処理ができるようです。
データの送受信で、処理しきれずに取りこぼしがあるのか
もしれませんが、確かめるまでもないかなと思います。
回路図といえるほどのものではありませんが、覚え書き
の送信の回路図です。MPGのA相B相の信号から、DIRの
信号を作るため、あまっていた、74HC74の
DフリップフロップのICを使ってます。電源と信号のやり取り
の線を結んだだけの回路です。
本当は、自作のMPGに全部組み込んでしまえば、新たな
プログラムを作る必要もなかったのですが、行き当たりばっ
たりの私の性格そのものですね。
2015-10-25 Sun
テスト基板とテストプログラムの検証がおわりました。
無事、目的のキャラクターをRS232C経由でPCのターミナル
ソフトに送信できました。
切り替えの判定をするのに、「状態変化割り込み」を
使用しましたが、どうも、隣のポートまで影響をうけるよう
で、「状態判定」のif文をいれて、思った動作になりました。
送信側の問題か、受信側の問題かは、わかりませんでし
た。修正とテストのすんだプログラムです。インクルードし
ている「uart.h」と「uart.c」は、諸兄の作られたものを
そのまま使用してます。
修正main.c
有線での接続では、MPGのダイヤルを結構早く回しても
送信は、ついていけるようです。
「1~7」の数字と、「f」と「b」のキャラクターの送信をしている
ようすです。このキャラクターを受信して、それに応じた処理
をします。受信側のプログラムはできていますので、
ワイヤレスでの、送受信のテストをします。
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