2014-07-13 Sun
リテーナー作成に必要な8mmのTスロットナットを仕上げました。こんなには要らないのですが,あれば,不自由しないので。
10mmに比べると,かわいらしいです。
例によって,4つ爪チャックにリテーナーを咥えて,12mmの穴を
開けます。本当は,リーマを通したかったのですが,よく考えない
で,チャックに咥えたので,リーマを奥まで通すスペースがなく,
12mmのドリルで,開けました。
芯だしをしてから,5mm,8mm,10mm,12mmと段階的
に穴を大きくしていきます。こんなに細かくしなくてもいいのか
もしれませんが,非力な旋盤なので,何度も,ストップです。
位置決めに使うヤトイを穴にいれて見ました。
ゆるゆるではありませんが,「ぬるっ」と入るのを期待してましたが,
すんなりと入りました。
どのくらいの精度に仕上げると,「ぬるっ」と入るのか,これも,
修行ですね。
リングゲージでも手に入れて,練習しようかな
と思います。
2014-07-12 Sat
旋盤・現行フライス盤のベアリング交換やら調整やらで,戸惑ってましたが,前回失敗したヤトイの精度が満足
いくものができました。
ヤトイと言ってもリテーナー作成の位置決めに使うだけ
のもので,MT2のアーバーに12mmの丸棒が取り外し
できるように,ネジを切ったものです。
モノタロウでも,ロータリーテーブルのフランジやチャックの
位置決め(芯だし)に使うヤトイが販売されてます。
写真では,旋盤のMT3の主軸に直接差し込んで加工する
ための「MT2→MT3」のアダプターに入れてあります。
先端,根本とも,マイクロメーターで計測して,
11.997mm前後に加工できました。
旋盤での切削面は,今回は,あれてしまったのですが,
ちょっと,大きめでやめて,後は,スポンジヤスリと
ダイヤモンドやすりで,しあげました。
旋盤とフライス盤は調整しましたが,完全には終わってないので,
調整しながらの,製作です。
2014-06-24 Tue
あまり加工精度には影響ないように思うのですが,テーブルとコラムの平行を合わせます。
精密スコヤをコラムにセットして,ダイヤルゲージ数値をみな
がら,コラムの向きを銅ハンマーでたたいて,合わせました。
テーブルの精度なのか,精密スコヤの関係なのか,ダイヤル
ゲージの数値が安定しませんでした。
両端での差が,1/100~2/100に調整しました。
その後,コラムの補強のプレートをもどしました。
コラムとテーブルの平行がでてないと,本体に余分な
力がかかるそうです。
ほぼ調整は終わりましたが,補強プレートの本締め後,
再度,コラムの前後の直角をみて,最終的な調整です。
2014-06-21 Sat
コラムの調整が終わりましたので,ハウシング(主軸)の調整をしました。ハウジングとマウンターの間に,フィラーテープを
入れて,調整しましたが,0.08mmのフィラーテープで前後
の転びが1/100程度におさましたました。
ハウジングの左右の傾き(首振り)は,ハウジングとマウンター
の連結ボルトの一本だけしめて,後は緩めておきます。
そのままコラムにつけて,プラハンで傾きを調整しては,一番上に
もっていって4本のボルトの2本をしめて調整しました。
調整が終わって,3本のネジが閉まりますので,ハウジングを
取り外して,締めてない1本のネジと,後から締めた2本と,はじめ
に締めておいた1本のネジを締めまししました。
ハウジングの傾きは,前後左右とも,
1/100程度(てこ式ダイヤルゲージの半径8cmぐらいの範囲)
に調整が終わりました。
私のX2互換機は,ハウジングの前後左右の調整機能がついてない
ので,調整に足かけ,3日ほどかかりました。
これで,以前よりは,精度よく加工ができると思います。
明日は,テーブルとコラムの平行を調整します。調整後,
補強のプレートを元通りにします。
2014-06-16 Mon
部品を作るにあたって,フライカッターで,表面をならし,両端で厚さを測ってみると8/100程度約0.1mm程度
の狂いがありましたので,以前から気になっていたフライス
の調整をします。
私のX2互換機は,
前後方向で,コラムが傾いていて,ハウジングの転びも
あります。
コラムの傾きは,赤矢印にフィラーテープを入れて,調整します。
ハウジングの転びは,桃色矢印のハウジングとマウンターの
間にフィラーテープを入れて調整します,
コラムの前後方向では,15cmの精密スコヤの上下で,
約0.17mm程度,お辞儀をするように傾いています。
0.05mmのフィラーテープを2枚入れると,コラムがおきすぎる
ようです。
コラムの固定する場所を見て見ると,「キサゲ」ではなく,
タガネで傷をつけたようなところが2カ所あります。
きっと組み立ての過程で,コラムの傾きを起こすのに加工
したんでしょうね。
0.05と0.01のフィラーテープで調整します。
本当は,「キサゲ」等の加工ができると確実
なんでしょうが。
調整後,約0.01mmまではおいこめました。
調整は,微妙で,0.01mmのフィラーテープを入れるかい
れないで,違いがでてしまいました。また,コラムの位置に
よっても違いがあります。
全部調整し終わってから,コラムの傾きは再度調整する
必要があるかと思います。
明日は,ハウジングの傾き,調整します。
2014-06-13 Fri
スピンドルのベアリングをオリジナルから,テーパーベアリングに交換しました。結果,切削しながらZ軸を下げた時の
ガタ(異常振動?)がなくなりました。
組み立てながら,細部の調整をすることにしました。
精密スコヤで,主軸を上下させ,コラムの直角を見ています。
これは,すんなり,調整できます。
ハイス丸バイト(6mm)を咥えて,これまた,主軸を上下させハウ
ジングの左右の傾きを見ています。結果,正面からみて,
ハウジングが,やや左に傾いています。さて,どうやって調整
したもんか,思案してます。
ガラス板をしいて,スピンドルを手で回転させ,コラムの前後の
傾きを見ています。これは,以前から,前に傾いていることが
分かってましたので,思い切って調整することにしました。
それにしても,ハウジングの傾き,どうやって調整するか,
頭いためてます。私のフライスは,マウントとハウジングには,
ノックピンが使ってなくて,ボルトだけの固定ですので,
接合方法とボルトの締め方によって,傾きがでます。
2014-06-09 Mon
組み込み,調整が終わりました。これで,Y軸の調整から,開放されます。
はじめ,ナットを締めるとハンドルが重くなり回りにくくなり
ました。
あれ,と思い確認してみると,手前のスラストベアリング
の順番が逆で,きつい方のを奥に入れてました。
逆に入れ替えると,めいっぱいナットを締めても,軽く
回るようになりました。
当初,裏側の部分にスラストベアリングのカバーをつける
ようかなと思いましたが,すき間が2mm程度なので,こ
のまま,使ってみることにします。
中断していた,作業に移りたいのですが,現行フライス
のスピンドルのベアリングが気になりはじめました。
時々ガタがでるのもスピンドルのベアリングかもしれま
せん。いよいよ,ベアリング交換ですかね。
また,大事になりそうです。
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