---旋盤の不具合---

 初めて購入して、あれこれ工作に使っているFL350Eですが、
 またしても、不具合です。

 

 X軸のステージ(赤矢印)が、0.5~1.0mm程度、がくっと
 手前に動くようになりました。
 ここは、X2互換機フライスと同じで、リテーナーで、シャフトを
 受けている構造で、強く締め付けると、ハンドルが回らな
 くなります。
 X2互換のフライスは、リテーナーを自作、スラストベアリング
 を埋め込んで、いくらしめこんでも、スムーズに回るように、
 改造しました。
 旋盤は、どうしましょうか。スペースが狭く、リテーナーに
 二つのスラストベアリングを埋め込むには、無理があります。
 どうしましょうかねえ。構造を考えながら、考えましょう。

 

 メタル軸受けのようで、赤線のガタがあります。
 切削を始めると、黄色矢印の方向に押されて、狂いがでま
 す。
 ずっと使い続けると、リテーナーの受け部分が摩耗して、
 ガタがでるんでしょうね。ハンドルのねじをいくらしめても、
 このガタをとることは、できません。構造的な欠陥ですねえ。
 加工が少なくできそうなのは、前後に
 スラストベアリング(赤部分)を入れて、後ろから、引っ張る
 構造にすると大丈夫でしょうか。

 

 こんな構造なら、できそうですね。早速必要な部分を採寸して、
 部品の調達をします。

---MACH3からのPWM信号---

 MACH3からのPWM信号をパラレルポートで確認しました。
 Dsub25ピンから信号を取り出すのに、秋月の
    RS232 GENDER CHANGER
 を使いました。Dsub25コネクターを二つ組み合わせて、
 ストレートの結線を作ってももよかったのですが、細かい作業
 になるので、やめました。

 

 

 これの1ピン(出力)、14ピン(出力)、25ピン(GND)にブレッド
 ボード用の線をハンダ付けし、ケースの隙間から引き出して、
 ケースをとじました。

 

 これで、ショート等の事故が少なくなります。
 SmoothStepperと同じで設定で、回転数1000~10000まで、
 確認してみました。ポート1の14ピンに出力してます。
 回転数に応じて、きれいにパルスの幅が倍増していくの
 が確認できました。
 1000回転の設定で、パルス幅は、約1msです。

 

 5000回転の設定で、パルス幅は、約5msです。

 

 上限に設定した、10000回転で、約10msです。

 

 今回は、コントロ-ルボードを通さないで、パラレルポートから直接
 とりだしました。応答もよく、きれいな波形でした。
 実際のコントロールに使うには、いろいろ工夫がいるんだろうな
 と思いました。
 便利な道具も販売されているようで、MACHのPWM信号を
 電圧に変換するボードもあるようです。