--依頼品の切削(2)--

 知人の依頼品の切削をしました。アルミの1.2mmの板で
 すが,あれこれやりましたが,ただ,止めただけでは,ビビリ
 がひどくて,切削面がこれでもかというくらいあれました。
 今日は,昨日,3mmのアルミの捨て板に嫌気性接着剤で
 接着したものを切削してみました。
 今日は,ことのほかうまくいきました。
 1.2mmぐらいの板だと,何カ所か止めただけでは,捨て板
 との間に隙間ができてしまい,そこで,共振を起こしてしまい,
 うまくいかないような気がします。
 そういえば,アルミでエンジンのガスケットの切削をした方の
 HPを以前みたことがあります。その方も接着剤を使って固定
 して,剥がすときは,暖めて剥がした,そんな記事でした。
 いいことに,接着面の方は,バリもほとんどでませんでした


 

 上が今日の切削です。
 今日切削したものを仮組みしてみましたが,まだ,多少手直し
 が必要だったので,スケッチを変更して,また,パスを作成し
 ました。

---Fusion360をいじってます。(16)---

 非力な?私のCNCのような場合,切削を何度にも分けて行い
 ます。
 私のsable2015で,アルミ等を切削するときは,切り込み深度
 は,たいてい,0.1mm~0.2mm程度です。
 こうすると,厚みのある部材だと,深度に応じた筋が残ってしま
 います。
 諸兄のHPでは,仕上げしろを残して切削して,仕上げて,この
 筋をなくすことが取り上げられていました。
 NCVC等で,仕上げしろを残すには,たぶん,仕上げしろ分を
 大きくした図形を描く必要があると思います。(仕上げしろ分を
 オフセットする機能があるかは,不明です。)
 Fusion360のCAM機能では,仕上げしろを考慮したパスを
 作成することが可能なようです。
 写真は,赤の矢印が仕上げしろを2mmに設定したパスで,
 黄色矢印は,仕上げしろを0にしたパスです。

 

 ただ,荒削り用の2D輪郭と仕上げ用の2D輪郭を作らないと
 それぞれの切削深度で,仕上げが行われてしまうようで,
 まとめて仕上げができるように設定できるかは,不明です。
 うまく使うと,仕上げもきれいにできそうです。