---スクロールチャックの硬爪の調整---

 ○易から購入のAタイプの旋盤でしたが、チャックの爪
 ハズレだったことは以前に書きました。
 ネットで調べると、唯一YUSAさんのHPに硬爪の調整の
 方法が書いてありましたので、まねをしてやって見ました
 が、ワークを斜めに咥えるようになってしまいました。
 手がかりを求めて、HPを探しましたが、ユーチューブで、
 研磨の様子を発見しただけで、後は、メーカーの生爪の

 
 加工の記事があっただけのようでした。
 斜めに咥えるようになったチャックを修正すべく、あれこれ
 考えてみたいと思います。
 写真のように、爪の下部を削って、円筒形の駒を咥えて、
 エアリューターで青線の部分を削りました。

 

 YUSAさんの場合と根本的にちがったのは、チャックの遊び(ガタ)
 の多さのように思います。YUSAさんのは北川のチャックで、
 私のは中華製です。
 手持ちの北川のチャックの爪には、ほとんどガタがありませ
 んが、中華製のは、かなりのガタがあります。多分、このガタ
 のせいで、遊びの分だけ、

 

 写真のように傾いてしまったんだと思います。そのため、
 研磨した後は、

 

 のように、先が開くかたちになったんだと思います。
 3本の爪のガタが同じでないため開き方に差ができて、
 斜めに咥えるようになったんだと思います。
 生爪の研磨の治具を販売しているメーカーの記述にも、
 爪の下の方だけで咥えると、傾いてしまうというような
 記述があったような気がします。
 さて、どうしたもんか、あれこれ考えながら、やってみたい
 
 と思います。

---C3互換機 FL350Eの主軸ベアリング交換 (2)---

 テーパーベアリングへの交換が終わりました。
 今回は、4つ爪チャックにリニアシャフトを咥え、芯出しをして
 から、平行合わせの調整をしました。水平方向は、狂い
 がありませんでした。

 
 ヘッドとベッドの間に、今回もフィラーテープを使って、調整
 しました。
 目標は、1/100のダイヤルゲージで、分からない程度
 でしたが、1/100のゲージで一目盛りで、妥協しました。
 慣らし運転をしましたが、最初、ベアリングの組み付けが
 きつめたっだようで、ギヤ-をハイにするとすぐ止まってし
 まいました。多少、緩めるとスムーズに回るようになりまし
 た。ベアリングの調整も難しいですね。でも、今回また
 勉強しました。前回、アンギュラーベアリングをいためたのも、
 きつめに組み付けたためだと思います。
 今回、スピンドルも交換しましたが、新しくしたスピンドル
 は、必要なところの精度はでてるようですが、直接関係
 ないところは、手をぬいている感じでした。
 後日、細部の測定をしてみたいと思います。

---懐かしいホームページをみつけました。---

 掲示板に書き込んだりはしませんでしたが、ちょくちょく訪問
 していたホームページがありました。そのホームページは閉
 鎖されて、とても残念に思っていました。それこそ、貴重な知
 的財産が失われてしまったなあと思いました。

 今日、あれこれ、ネットサーフィンをしていたら、その方のHP
 を発見いたしました。
 多分、最初は、発見したアドレスで、ホームページの運用を
 なさってて、その後、新しいアドレスに移行されたのだと思い
 ます。詳しい経緯はわかりませんが、移行前のホームページ
 が偶然に残っていたのだと思います。
 いつまで閲覧できるか分かりませんが、懐かしいです。
 あらためて、その方のご冥福をいのりたいと思います。

---旋盤の調整---

 旋盤のベアリングを交換しました。アンギュラーベアリングに
 交換して使ってましたが、異音がするようになったので、
 テーパーベアリングに交換しました。
 ヘッドをベッドに戻すにあたって、また、平行やら水平を調整
 しようと思います。
 以前はスピンドルのフランジにスコヤをセットして調整しま
 したが、今回は、精度のでている、10mmのリニアロッドを
 咥えて調整してみようと思います。
 気になったのが、丸いロッドで計測すると、多少誤差がでるの
 ではないかということでした。
 そこで、中学か高校の数学よろしく、図を書いて、考えてみまし
 た。
 水平がでていいる場合は、問題ないように思うのですが、
 仮に0.1mm程度、水平がでてない場合はどうでしょうか。

 

 測定子が本来の位置から、実際の位置にきてしまいます。
 すると、5mm-Xmm程度の誤差がでます。この誤差を
 懐かしいピタゴラスの定理で出してみると、

 

 ということで、誤差は、
    5mm-4.9989・・・・・・・・・・=0.0011・・・・・・・
 0.1mmの水平方向の誤差で、0.001mm程度の誤差が
 加算されることになります。
 おおざっぱに言うと、水平方向の誤差の1/100程度の誤差
 が加算されることになるようです。
 1/100程度の誤差は、私のレベルでは、気にしなくても
 いいということになるかなと思います。

---レースセンターの購入---

 ○taroからレースセンターを購入しました。購入した目的は、
 手元にあるレースセンターの先端が、つぶれてしまったため
 先端の鋭利なものがほしかったからで、調整に使う予定で
 した。届いてみてがっかりでした。先端の鋭利さが、いまいち
 で、つぶれたようになってます。
 LITTLEMACHINSHOPで購入のものと比べると、鋭利さが
 全然違います。○taroを通してメーカーに確認したら、0.3mm
 以内だと規格内という返答ということ。
 このレースセンターのメーカーは、業務用に作ってるメーカー
 なので、業務用とDIY用では、考え方が違うのかもしれま
 せん。
 先端の鋭利さが必要なら、切削すればいいわけですが、
 ちょっと自信がないので、新品を購入したのですが。

---C3互換機 FL350Eの主軸ベアリング交換---

 昨年アンギュラーベアリングに交換して使ってた旋盤C3互換
 機のベアリングがまた、だめになりました。調整の仕方がきつ
 
 過ぎたようです。
 今回は、テーパーベアリング(30206)に交換します。
 交換するにあたって、ベアリングの厚みがトータル1.25mm
 ほど厚くなります。2個使いますので、約2.5mm程度、両脇
 に広がります。それで、一番外側の黒のスペーサーを3mm
 程短くする必要があります。

 

 また、テーパーベアリングのインーナーレースの形状に合わせる
 のに、ベアリングの内側のスペーサーの肩を落とす必要があります。

 

 この二つは新しい部品を購入して、旋盤を分解する前に加工しました。
 それから、インナーレースが1.25mm外側にオフセットしてあるので、
 (写真赤の部分)両方で2.5mm程度隙間ができますのでこれを埋め
 る必要があります。

 

 私は、2mmのPOM板をCNCで切り抜き、スペーサーをつくり
 ました。

 
 肩を落としだオリジナルのスペーサーとギア-の間に入れます。
 これらの加工した部品を使い組み立てました。
 心配だったのは、エンコーダーがセンサーと干渉しないかでしたが、
 仮組では、事前につけておいたエンコーダーの位置とそれほど
 変わらなかったので、新たにスペーサーを入れず組みました。
 センサーをつけてみるとぎりぎりのクリアランスだったので、
 取り付け穴を長穴に加工して逃げようと思いましたが、センサー
 をよく見ると、調整用に、長穴になってました。

 

 目一杯調整して、だいたい、センサーの中央にエンコーダーが
 がきました。
 あるメーカーの取説には、

 

 黒矢印のスペーサーを2.8mmで作って、さらに、青矢印の
 スペーサーはオリジナル4mmから4.8mmに変えるように
 ありました。これは、実際の寸法とちょっと違うような気がしまし
 た。
 正確には、黒矢印スペーサーは、1.25mmにして、青矢印の
 スペーサーはオリジナルの4mmのままにして、ギアの側に、
 1.25mmのスペーサーを入れるのが本当でしょうね。
 私は、省略で、2mmのスペーサーをギヤの方にいれて、
 センサーの位置を調整しました。
 今回はスピンドルも新しいスピンドルに交換してみましたが、
 精度は、以前の物の方が部分的にいいです。特に、新しい
 スピンドルは、フランジの部分で、15/100程のずれがあ
 ります。

 

 MT3のテーパーの部分と内側の出っ張り?の部分では、
 ぶれが、1/100~2/100程度ですから、このぶれは、

 

 スピンドルの精度のようですね。フランジ部分については、
 あとで、削ろうかなと思います。
 諸先輩の記事では、テーパーベアリングに交換することで、
 精度もよくなったとの記事を見かけます。

 
 私の旋盤で、多少精度がよくなったものの、それほど出なか
 ったのは、ハウジングの精度が出てないのかもしれま
 せん。

---海外通販 トラブルのその後---

 本日、お店の手違いで送られてきた部品に対して、正しい
 部品が送られてきました。

 
 USPSという日本の郵便局?にあたるところを利用しての発送
 のようでしたが、何度も、サイトでトラッキングしてましたが、
 18日でストップしてました。
 他のサイトでしらべてみたら、このUSPSは結構事故も多いよう
 で、トラッキングが途中で途切れてしまったが、PCの入力が
 されてないんでしょうね。
 ちなみに、見てみると、

 

 まだ、区分けもしてないようです。
 このへんは、やはり、お役所なんでしょうかねえ。

---バッククラッシュ一考---

 フライスのバッククラッシュがひどくなってきたようです。
 切削にも影響があるようで、気になりはじめました。ロータリー
 テーブルを使った時に、顕著に感じたのですが、フライスの
 テーブルでも、感じるようになりました。きっと、ナットが
 すり減ってきたのでしょうね。
 木工の世界では、アップカットが常識で、
 プライムカット(ダウンカット)をすると、トリマーやルーター
 では、機械が暴れてしまって、コントロールが難しいです。
 しかし、場合によっては、プライムカットの方が、切削面が
 きれいになります。
 フライスでは、機械のバッククラッシュが加わるので、私が
 使ってルような非力な機械では、影響が大きいです。
 木工のようにアップカットしたときのことを考えてみます。
 
 黄色矢印のように部材を送りだしますと、エンドミルが逆方向
 に回ってますので、部材の送りを止めると、バッククラッシュ
 の分だけ、点線の位置まで、ナットが引き戻されることに
 なります。送りを再開すると、バックックラッシュを経由して
 黄色矢印方向に部材が移動します。ここで、また、送りを
 止めると、また、バッククラッシュの分だけ、引き戻されます。
 つまり、バッククラッシュの分だけ、部材が往復運動をするこ
 とになってしまいます。私のフライスは、この影響で、周期的
 にカタ・カタと結構大きな音と振動がでます。
 ダウンカットした時はどうでしょうか。
 
 ミルの回転方向と黄色の送り方向が一致しています。言い
 換えると、バッククラッシュを消すように、ナットに圧力を常に
 加える状態になります。アップカット時のような往復運動
 にはなりません。
 たしか、予備に買っておいたナットがあったような気がするので、
 Y軸だけ交換してみようと思います。この上のフライスだと、
 スリ割りを入れてバッククラッシュを軽減してるんですが、
 私のX2互換機では、厳しいでしょうねえ。

海外通販

 旋盤のベアリング交換をするために、スペーサーを注文
 しました。
 今内蔵されているスペーサーを加工してもよいのですが、
 分解すると、旋盤が使えなくなります。
 フライスで、ロータリーテーブル等で加工するようになるの
 で、分解する前の旋盤を使って、加工するために、同じ部品
 を注文しました。
 今まで、間違いがなかったのですが、今回は、部品の取り
 違えがあって、メールしたところ、すぐ送るとのことで、部品
 待ちです。
 スペーサーの加工は、スペーサーの肩を段違いに落とす
 だけで、精度が要求されないので、ベアリングのいかれた、
 旋盤でも可能です。

 

 それと、ネットであさった資料では、4.8mmと2.8mmのスペーサー
 もいるようです。部品の流用をする予定ですが、薄いスペサーは
 切り出すようですね。

---CNC CAMソフト NCVC(旋盤・フライス盤) (2)---

 NCVCは優れものです。CNCを始めるにあたって、以前、
 形を切り抜くためのソフトJMM-TOOLを○○ジナルマインド
 さんから購入しました。便利に使ってましたが、複雑な図形
 だと、形状の認識がうまくされなかったので、使うのを止めて
 ました。
 NCVCの解説を読んでいたら、なんとJMM-TOOLと同じ機能
 があるでは、ありませんか。改めて、NCVCは優れものです。
 通常は、DFXファイルを作成するのに、エンドミルの直径を考慮
 して作図します。
 直径の半分だけ、外側にずらしたり、内側にずらしたしておか
 ないと目的の大きさになりません。JMM-TOOLでは、これが
 できるのですが、NCVCでは、機能の一部になってました。
 次のような手順になるようです。
 DFXファイルを読み込みます。

 

 編集--加工指示--形状認識処理 をクリックします。

 

 すると形状やら、加工やらの情報が読み込まれます。

 

 必要に応じて加工内容を個別に編集する必要がありますが、
 ここから、自動処理をクリックすると、

 

 処理内容のウインドウが開きますので、エンドミルに応じた
 オフセット値をセットします。OKをクリックすると、 
 加工パスが作成されます。

 

 一番外側の切り抜きの部分では、オフセットの分
 (エンドミル半径の半分)だけ外側に、円の切削加工等
 では、オフセットの分だけ内側に作成されます。 
 ここから、
 NCデータの生成--形状加工生成--形状加工によるNCデータ作成

 

 を選んで、必要に応じて、切削条件ファイルの編集をししてOKをクリック
 すると、

 

 NCデータが作成されます。
 いままでJMM-TOOLを使わないで作成するときは、
 DFXファイルの作成段階で、エンドミルの半径の分だけ、
 外側や内側にずらした図形を作成してましたが、NCVCの
 形状認識を使うと手間が省けます。
 もっと、JW_CADにも、オフセットの線を引く機能がある
 ようですが、使い方が今一歩です。