---インチサイズのドローバー---

 目新しいことではないのですが、市販品のインチサイズの
 ドローバーが、ちょっと短くて、取り外す時にネジを痛めそ
 うだったので、作成しました。市販の6角棒を削って、ネジ
 を内側にきりました。

 

 鏡面とはいきませんが、切削のこつが多少つかめました。
 固定センターを使うと、もっときれいになるようです。
 この部品に、インチサイズのネジの頭を切って、片方にネジ
 をあらたに切ります。下の方が、加工済みです。

 

 上の写真の部品と加工の終わったボルトを嫌気性の接着
 剤で固定して完成です。
 寸法は、現物合わせで作りましたが、オリジナルよりももくろみ
 どおり、5mm程度長くできました。
 インチサイズのドローバーは、頭の六角部分もインチでしたので、
 今回使用した6角棒は、17mmのもので、いつも使ってる
 スパナが使えるようになります。
 市販品のドローバーと今回完成したドローバーです。

 

 ちょっと、頭が長いですが、愛嬌です。

---ドレメルのコレットチャック---

 Aliから初めての購入のきっかけになった、ドレメルのコレット
 チャックです。

 

 1/8インチまでのものが咥えられますが、手持ちの
 エアーリューターに使うのにアダプターを作ろうと思いました。

 

 赤い部分を3mmにして、黄色の部分にネジをきればできる
 はずでしたが・・・・・。
 黄色矢印のところと同じようにすればと思い寸法をはかりました
 が、7.1mm径で、ピッチが0.62でした。

 

 これって、インチのサイズでしょうか。
 旋盤でネジを切ろうと思いましたが、私の旋盤の歯車の組
 みあわせに、0.62はありませんでした。
 ピッチもインチなんでしょうか。
 手元にインチのピッチゲージは、ありません。
 インチのゲージも購入するようでしょうかねえ。
 
 いろいろ準備して、是非アダプター自作したいです。

---スクロールチャックの硬爪の調整 (3)---

 治具ができたので、硬爪の調整です。写真の様に、先端が
 加工してあります。(赤矢印部分)
 
 別角度です。
 
 ここに、前掲のように、治具を咥えます。
 
 この状態で、エアーリューターを出し入れして、硬爪を研磨し
 します。
 
 研磨のたびに、リニアシャフトを咥えて、精度を確認しました。
 治具をゆるめに咥えると、リニアシャフトを咥えた時に、
 斜めに咥えるようになりました。
 かなりきつめにチャックをしめるように治具を咥えると、
 研磨がうまくいきました。強く、しめるというのは、結果
 的に、爪の先端を先に開くようになるのかなと思います。
 チャックの根元と10cm先では、2/100mmぐらいに
 おさまりました。
 斜めに咥えるのが直らなければ、新しいチャックを購入する
 ようかなと思いましたが、調整しながら、使うめどがたちま
 した。生爪でも、同じ要領で、調整ができそうです。もっとも
 生爪は、持ち合わせがありませんが・・・・・。

---スクロールチャックの硬爪の調整 (2)---

 大先輩ともいえる方の書き込みがあり、チャックの硬爪の調整
 についてのアドバイスをいただきました。
 早速、治具を作りました。

 

 写真のように、出っ張りをつけたドーナツ状のリングです。
 チャックの先端を削り、そこに咥えます。

 

 先端が開く形で咥えられますので、矢印の方向に、
 リューターの砥石を出し入れします。
 これでやってみたいと思います。
 テーパーベアリングに交換して、ついでに、ジブの調整を
 しました。
 食い込みは、すくなくなりましたが、回転数を上げると、ある所
 ビビリというか振動と音が激しくなります。旋盤のヘッドにのせ
 ておいたものが落ちるほどですから、旋盤全体が共振してしま
 うんでしょうね。しっかりした台に固定すると振動もなくなるんで
 でしょうか。
 ある方は、かなり、がっしりした台を作られていました。
 できた治具の切削面を見ると、鏡面には、
 ほど遠いです。

---旋盤 ミニ改造 (6)---

 あれこれやていますが、どこかのHPで見かけたミニ改造で
 す。
 なんのことはない、チャックの取り付け用のスタッドボルト
 をちょっと削っただけです。

 

 スピンドルのフランジとハウジングの間がせまくて、チャック
 の取り付けに手間取ります。
 手間取るのは、ナットをボルトにねじ込む最初です。
 なかなかねじ込むことができず、その間に、ナットを下に落とし
 たりします。
 少し削っておくことで、ナットをボルトにすぐに通すことができ、
 ねじ込むのもスムーズにできます。

---スクロールチャックの硬爪の調整---

 ○易から購入のAタイプの旋盤でしたが、チャックの爪
 ハズレだったことは以前に書きました。
 ネットで調べると、唯一YUSAさんのHPに硬爪の調整の
 方法が書いてありましたので、まねをしてやって見ました
 が、ワークを斜めに咥えるようになってしまいました。
 手がかりを求めて、HPを探しましたが、ユーチューブで、
 研磨の様子を発見しただけで、後は、メーカーの生爪の

 
 加工の記事があっただけのようでした。
 斜めに咥えるようになったチャックを修正すべく、あれこれ
 考えてみたいと思います。
 写真のように、爪の下部を削って、円筒形の駒を咥えて、
 エアリューターで青線の部分を削りました。

 

 YUSAさんの場合と根本的にちがったのは、チャックの遊び(ガタ)
 の多さのように思います。YUSAさんのは北川のチャックで、
 私のは中華製です。
 手持ちの北川のチャックの爪には、ほとんどガタがありませ
 んが、中華製のは、かなりのガタがあります。多分、このガタ
 のせいで、遊びの分だけ、

 

 写真のように傾いてしまったんだと思います。そのため、
 研磨した後は、

 

 のように、先が開くかたちになったんだと思います。
 3本の爪のガタが同じでないため開き方に差ができて、
 斜めに咥えるようになったんだと思います。
 生爪の研磨の治具を販売しているメーカーの記述にも、
 爪の下の方だけで咥えると、傾いてしまうというような
 記述があったような気がします。
 さて、どうしたもんか、あれこれ考えながら、やってみたい
 
 と思います。

---C3互換機 FL350Eの主軸ベアリング交換 (2)---

 テーパーベアリングへの交換が終わりました。
 今回は、4つ爪チャックにリニアシャフトを咥え、芯出しをして
 から、平行合わせの調整をしました。水平方向は、狂い
 がありませんでした。

 
 ヘッドとベッドの間に、今回もフィラーテープを使って、調整
 しました。
 目標は、1/100のダイヤルゲージで、分からない程度
 でしたが、1/100のゲージで一目盛りで、妥協しました。
 慣らし運転をしましたが、最初、ベアリングの組み付けが
 きつめたっだようで、ギヤ-をハイにするとすぐ止まってし
 まいました。多少、緩めるとスムーズに回るようになりまし
 た。ベアリングの調整も難しいですね。でも、今回また
 勉強しました。前回、アンギュラーベアリングをいためたのも、
 きつめに組み付けたためだと思います。
 今回、スピンドルも交換しましたが、新しくしたスピンドル
 は、必要なところの精度はでてるようですが、直接関係
 ないところは、手をぬいている感じでした。
 後日、細部の測定をしてみたいと思います。

---旋盤の調整---

 旋盤のベアリングを交換しました。アンギュラーベアリングに
 交換して使ってましたが、異音がするようになったので、
 テーパーベアリングに交換しました。
 ヘッドをベッドに戻すにあたって、また、平行やら水平を調整
 しようと思います。
 以前はスピンドルのフランジにスコヤをセットして調整しま
 したが、今回は、精度のでている、10mmのリニアロッドを
 咥えて調整してみようと思います。
 気になったのが、丸いロッドで計測すると、多少誤差がでるの
 ではないかということでした。
 そこで、中学か高校の数学よろしく、図を書いて、考えてみまし
 た。
 水平がでていいる場合は、問題ないように思うのですが、
 仮に0.1mm程度、水平がでてない場合はどうでしょうか。

 

 測定子が本来の位置から、実際の位置にきてしまいます。
 すると、5mm-Xmm程度の誤差がでます。この誤差を
 懐かしいピタゴラスの定理で出してみると、

 

 ということで、誤差は、
    5mm-4.9989・・・・・・・・・・=0.0011・・・・・・・
 0.1mmの水平方向の誤差で、0.001mm程度の誤差が
 加算されることになります。
 おおざっぱに言うと、水平方向の誤差の1/100程度の誤差
 が加算されることになるようです。
 1/100程度の誤差は、私のレベルでは、気にしなくても
 いいということになるかなと思います。

---レースセンターの購入---

 ○taroからレースセンターを購入しました。購入した目的は、
 手元にあるレースセンターの先端が、つぶれてしまったため
 先端の鋭利なものがほしかったからで、調整に使う予定で
 した。届いてみてがっかりでした。先端の鋭利さが、いまいち
 で、つぶれたようになってます。
 LITTLEMACHINSHOPで購入のものと比べると、鋭利さが
 全然違います。○taroを通してメーカーに確認したら、0.3mm
 以内だと規格内という返答ということ。
 このレースセンターのメーカーは、業務用に作ってるメーカー
 なので、業務用とDIY用では、考え方が違うのかもしれま
 せん。
 先端の鋭利さが必要なら、切削すればいいわけですが、
 ちょっと自信がないので、新品を購入したのですが。

---C3互換機 FL350Eの主軸ベアリング交換---

 昨年アンギュラーベアリングに交換して使ってた旋盤C3互換
 機のベアリングがまた、だめになりました。調整の仕方がきつ
 
 過ぎたようです。
 今回は、テーパーベアリング(30206)に交換します。
 交換するにあたって、ベアリングの厚みがトータル1.25mm
 ほど厚くなります。2個使いますので、約2.5mm程度、両脇
 に広がります。それで、一番外側の黒のスペーサーを3mm
 程短くする必要があります。

 

 また、テーパーベアリングのインーナーレースの形状に合わせる
 のに、ベアリングの内側のスペーサーの肩を落とす必要があります。

 

 この二つは新しい部品を購入して、旋盤を分解する前に加工しました。
 それから、インナーレースが1.25mm外側にオフセットしてあるので、
 (写真赤の部分)両方で2.5mm程度隙間ができますのでこれを埋め
 る必要があります。

 

 私は、2mmのPOM板をCNCで切り抜き、スペーサーをつくり
 ました。

 
 肩を落としだオリジナルのスペーサーとギア-の間に入れます。
 これらの加工した部品を使い組み立てました。
 心配だったのは、エンコーダーがセンサーと干渉しないかでしたが、
 仮組では、事前につけておいたエンコーダーの位置とそれほど
 変わらなかったので、新たにスペーサーを入れず組みました。
 センサーをつけてみるとぎりぎりのクリアランスだったので、
 取り付け穴を長穴に加工して逃げようと思いましたが、センサー
 をよく見ると、調整用に、長穴になってました。

 

 目一杯調整して、だいたい、センサーの中央にエンコーダーが
 がきました。
 あるメーカーの取説には、

 

 黒矢印のスペーサーを2.8mmで作って、さらに、青矢印の
 スペーサーはオリジナル4mmから4.8mmに変えるように
 ありました。これは、実際の寸法とちょっと違うような気がしまし
 た。
 正確には、黒矢印スペーサーは、1.25mmにして、青矢印の
 スペーサーはオリジナルの4mmのままにして、ギアの側に、
 1.25mmのスペーサーを入れるのが本当でしょうね。
 私は、省略で、2mmのスペーサーをギヤの方にいれて、
 センサーの位置を調整しました。
 今回はスピンドルも新しいスピンドルに交換してみましたが、
 精度は、以前の物の方が部分的にいいです。特に、新しい
 スピンドルは、フランジの部分で、15/100程のずれがあ
 ります。

 

 MT3のテーパーの部分と内側の出っ張り?の部分では、
 ぶれが、1/100~2/100程度ですから、このぶれは、

 

 スピンドルの精度のようですね。フランジ部分については、
 あとで、削ろうかなと思います。
 諸先輩の記事では、テーパーベアリングに交換することで、
 精度もよくなったとの記事を見かけます。

 
 私の旋盤で、多少精度がよくなったものの、それほど出なか
 ったのは、ハウジングの精度が出てないのかもしれま
 せん。