---バッククラッシュ一考---

 フライスのバッククラッシュがひどくなってきたようです。
 切削にも影響があるようで、気になりはじめました。ロータリー
 テーブルを使った時に、顕著に感じたのですが、フライスの
 テーブルでも、感じるようになりました。きっと、ナットが
 すり減ってきたのでしょうね。
 木工の世界では、アップカットが常識で、
 プライムカット(ダウンカット)をすると、トリマーやルーター
 では、機械が暴れてしまって、コントロールが難しいです。
 しかし、場合によっては、プライムカットの方が、切削面が
 きれいになります。
 フライスでは、機械のバッククラッシュが加わるので、私が
 使ってルような非力な機械では、影響が大きいです。
 木工のようにアップカットしたときのことを考えてみます。
 
 黄色矢印のように部材を送りだしますと、エンドミルが逆方向
 に回ってますので、部材の送りを止めると、バッククラッシュ
 の分だけ、点線の位置まで、ナットが引き戻されることに
 なります。送りを再開すると、バックックラッシュを経由して
 黄色矢印方向に部材が移動します。ここで、また、送りを
 止めると、また、バッククラッシュの分だけ、引き戻されます。
 つまり、バッククラッシュの分だけ、部材が往復運動をするこ
 とになってしまいます。私のフライスは、この影響で、周期的
 にカタ・カタと結構大きな音と振動がでます。
 ダウンカットした時はどうでしょうか。
 
 ミルの回転方向と黄色の送り方向が一致しています。言い
 換えると、バッククラッシュを消すように、ナットに圧力を常に
 加える状態になります。アップカット時のような往復運動
 にはなりません。
 たしか、予備に買っておいたナットがあったような気がするので、
 Y軸だけ交換してみようと思います。この上のフライスだと、
 スリ割りを入れてバッククラッシュを軽減してるんですが、
 私のX2互換機では、厳しいでしょうねえ。

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 旋盤のベアリング交換をするために、スペーサーを注文
 しました。
 今内蔵されているスペーサーを加工してもよいのですが、
 分解すると、旋盤が使えなくなります。
 フライスで、ロータリーテーブル等で加工するようになるの
 で、分解する前の旋盤を使って、加工するために、同じ部品
 を注文しました。
 今まで、間違いがなかったのですが、今回は、部品の取り
 違えがあって、メールしたところ、すぐ送るとのことで、部品
 待ちです。
 スペーサーの加工は、スペーサーの肩を段違いに落とす
 だけで、精度が要求されないので、ベアリングのいかれた、
 旋盤でも可能です。

 

 それと、ネットであさった資料では、4.8mmと2.8mmのスペーサー
 もいるようです。部品の流用をする予定ですが、薄いスペサーは
 切り出すようですね。

---iphonアプリの自動実行---

 iphonを便利に使ってます。
 アプリを自動実行させたくて、調べてみました。
 自動実行させるには、アプリの「URLスキーム」を知る必要
 があります。
 この「URLスキーム」はWINDOWSのショートカットキー
 と同じような働きをして、「URLスキーム」で、アプリを自動
 実行させることができます。
 この、「URLスキーム」を調べるサイトも、アプリもあります。
 自動実行させたいのが、「通信量チェッカー」というアプリで
 調べてみると、このURLスキームは、
   traficchecker:
 でした。サファリのアドレスに、「traficchecker://」と打ち込む
 と、見事、起動させることができました。
 Lunch Center Proのアプリも購入して、設定をしました。
 毎日23時に起動するように設定しました。先ほど、確認をしたら
 起動されていたようです。
 それから、「ULRスキーム」を調べる、Sevastian も購入しまし
 た。
 もうちょっと早ければ、無料か安い料金で購入できましたが、
 需要があったのでしょうね。
 どちらも有料になってました。

---CNC CAMソフト NCVC(旋盤・フライス盤) (2)---

 NCVCは優れものです。CNCを始めるにあたって、以前、
 形を切り抜くためのソフトJMM-TOOLを○○ジナルマインド
 さんから購入しました。便利に使ってましたが、複雑な図形
 だと、形状の認識がうまくされなかったので、使うのを止めて
 ました。
 NCVCの解説を読んでいたら、なんとJMM-TOOLと同じ機能
 があるでは、ありませんか。改めて、NCVCは優れものです。
 通常は、DFXファイルを作成するのに、エンドミルの直径を考慮
 して作図します。
 直径の半分だけ、外側にずらしたり、内側にずらしたしておか
 ないと目的の大きさになりません。JMM-TOOLでは、これが
 できるのですが、NCVCでは、機能の一部になってました。
 次のような手順になるようです。
 DFXファイルを読み込みます。

 

 編集--加工指示--形状認識処理 をクリックします。

 

 すると形状やら、加工やらの情報が読み込まれます。

 

 必要に応じて加工内容を個別に編集する必要がありますが、
 ここから、自動処理をクリックすると、

 

 処理内容のウインドウが開きますので、エンドミルに応じた
 オフセット値をセットします。OKをクリックすると、 
 加工パスが作成されます。

 

 一番外側の切り抜きの部分では、オフセットの分
 (エンドミル半径の半分)だけ外側に、円の切削加工等
 では、オフセットの分だけ内側に作成されます。 
 ここから、
 NCデータの生成--形状加工生成--形状加工によるNCデータ作成

 

 を選んで、必要に応じて、切削条件ファイルの編集をししてOKをクリック
 すると、

 

 NCデータが作成されます。
 いままでJMM-TOOLを使わないで作成するときは、
 DFXファイルの作成段階で、エンドミルの半径の分だけ、
 外側や内側にずらした図形を作成してましたが、NCVCの
 形状認識を使うと手間が省けます。
 もっと、JW_CADにも、オフセットの線を引く機能がある
 ようですが、使い方が今一歩です。

---バックプレートの作成---

 部品の到着がまだなので、スラストベアリングが到着してから、
 ダイヤルの加工をします。
 ロータリーテーブルを出したついでに、のびのびになっていた
 旋盤のチャックのバックプレートを作成します。
 しばらく前に、某オクで落札していたKITAGAWA(SC-3 85φ)
 のチャックにつけます。

 

 今ついている旋盤のチャックの精度がいまいちなので、使って
 みようと思います。ただ、精度よくバックプレートが作れるか
 ちょっと疑問です。
 バックプレート用の部材をロータリーテーブルにセットします。
 芯だしをしなくても、影響はないと思うのですが、一応
 芯だしをやります。芯だしをしないと、外形を切削するため、
 半径が小さくなります。スピンドルのBCDの位置決めには、
 芯だしをしておくと、楽です。
 四つ爪だと、それほど苦労しなくても、1/100程度までなら、
 芯だしが可能です。もっとも、1/1000まで、計測できる
 ダイヤルゲージがありませんので・・・・・。
 そして、現物あわせで、スピンドルの凸形状に合うように、
 凹を削ります。

 

 このあと、スタッドボルトをつけて、旋盤のスピンドルに
 セットして、チャック側の切削をします。
 このバックプレートの部材は、LittleMachinShop.comからの
 個人輸入です。一から作成するのは、ちょっとなので
 ついでに購入したものです。
 中心に穴が開いてないと、正確なけがきができるのですが。
 後で、穴を埋めて、スタットボルト用のけがきをするようです
 ね。本当は、けがきをしてから、切削ですが、いつも行き
 当たりばったりです。

---旋盤 ミニ改造 (5)---

 過日、町工場で、旋盤を使っている番組がありました。
 ダイヤモンドチップを使っていて、一回切削すると、鏡面の
 ようになりました。うらやましい限りです。
 我が、卓上旋盤では、道具も技術もですが、鏡面には、
 ほど遠いです。機械そのもに細かい振動もあるようで、
 この振動がなくならないと、表面がきれいにはならない
 でしょうね。
 ということで、切削が終わった部材をせっせと、ダイヤモンド
 砥石で、なめらかにしました。

 

 まあ、表面はかなりなめらかになりましたが、このくらいの
 表面に、切削だけでなると言うことないのですが、難しい
 です。
 この部品は、X軸のダイヤルの部分ですが、この後、フライスで、
 スラストベアリングの座繰りと、仕上げをします。
 以前、同じように、クロススライドの目盛りにスラストベアリング
 を挿入していた先達がいるのを思い出しました。
 この方は、目盛り部分の部品をドーナツ状に加工して、
 送りネジより大きめのスラストベアリングを使って、目盛りも
 回転させて0点を変更できるようにしてあります。
 DROがあるので、0点が動かなくてもいいかなと思います。
 内径12mmのスラストベアリングを使う予定です。
 ---追記---
   送りネジをよく見たら、バネの入っている部分があります。
   やはり、先達と同じ構造にしないと、スラストベアリング
   が不安定になりそうです。一つ上の内径15mmを使う
   ようですね。

---旋盤 ミニ改造 (4)---

 背面のプレートの加工が終わり、仮組です。

 .

 多少の修正が必要でしたが、だいたい思った位置にセット
 することができました。
 後から、ステッピングモーターをつけてもいいように、3カ所
 ネジを切っておきました。
 どの程度の力で回すことができるのか、モンキースパナで
 咥えて、バネばかりではかって見ました。
 動き出すのに、15cmのところに加えた力は、約0.45kg
 でした。これ、正式の単位で表すとどうなるでしょう。
 また勉強です。

---旋盤 ミニ改造 (3)---

 毎日少しずつ、旋盤のミニ改造をしています。やっと、送りネジ
 の加工が終わりました。延長した部材が柔らかいのか、旋盤
 で加工していると、変形(曲がる)ってしまうようです。

 

 部材には、大きな力がかかるようです。
 背面の固定用のプレートも加工がほぼ終わりました。
 あと、ネジを3カ所切れば完成です。

 

 細かい精度を出すのは、やはり難しいですね。

---CNC CAMソフト NCVC(旋盤・フライス盤)---

 フリーのCAMソフトNCVCを使ってます。
 sable2015のGコード作成用です。
 旋盤用のCAMソフトはないかあさってましたが、なんと、
 NCVCにその機能がありました。
 旋盤の加工面の図形を入力すると旋盤用のGコードが作成
 されます。

 

 おまけに、オプションの設定で、切削終了後の図形
 も立体表示できます。

 

 多少プログラムの変更が必要ですが、拡張子を「tap」に変更
 すると、Mach3Turnの旋盤用のCNCソフトでもよみ込めます。

 

 それにしてもNCVCは、優れたフリーのソフトです。

---旋盤 ミニ改造 (2)---

 旋盤のミニ改造です。旋盤の部品が届いたので、ミニ改造
 のための加工です。
 部品でたのんだのは、X軸の送りネジです。改造に旋盤を
 使うので、送りネジを外してしまうと、旋盤が使えないので、
 部品を購入しました。
 X軸のオーケー送りネジに穴を開けてネジを切る予定で
 したが、寸法を間違えたので、穴にちょっときつめの部品を
 圧入して、固定します。

 

 強度が心配ですが、また、嫌気性の接着材で固定します。

 

 曲がりもなくまっすぐに圧入できました。
 この状態で、旋盤に加えて、圧入した部分を、目的の太さ
 まで、削ります。こうやって、削れば、圧入の際に、多少芯が
 がずれても、影響がなくなります。

 

 もっとも、それほど高速回転をするわけでもないので、
 大丈夫ですが。
 このあとベアリング固定ようのネジきりと
 Dカットをします。