コンピューターが普及して,DIYの世界にもかなり前から,
デジタルの波が押し寄せています。
ご多分に漏れず我が工房の道具たちも,その影響を受け
ました。特に,テーブルソーでは,デジタルの表示,
DRO(デジタルリードアウト)が必須です。かなり前に,
設置しました。
もう一つは,ちょっと前にバージョンアップしたルーターテ
ーブルのルーターリフトにつけています。
どちらも1/10mmまで,表示できますが,1/10mm
はあまり活用出来ていません。
木と木を隙間なく接合するのには,どのくらいの精度が
必要か分かりませんが,金工の世界に比べるとアバウト
のような気がします。
金工の世界では,1/100mmの精度やそれ以上
の精度が問題になってるようです。
あるホームページには,DROをフライス盤につけるのに,
3/100mmまで調整したとありました。きっとそのくらい
の精度が関係するのでしょうかね。
ちなみにピタゴラスの定理で,ちょっと計算してみると,
300mmで1mm平行を狂わせると,DROの表示は,
SQRT(300×300+1×1)=300.0016・・・
になり,ほんのちょっと多くなります。木工の世界からは,
問題のない数字のようにも思えますけど,きっと,影響
あるんでしょうね。