--「PIC」プログラミング再び (16)---

 最後のチェックと調整がほぼ終わりました。
 センサーまわりがうまくいきませんでした。原因を特定する
 のにオシロでフォットカプラーの出力部分を見てみましたが、
 接近するときと離れるときに、きちんとのこぎり型のパルス
 がでてました。
 立ち上がりの割り込みが一度しかかからなかったので、
 センサーが一度働くと、フォットカプラーの出力で、電流が
 0にならない状態なのかと思いましたが、原因はPICのよ
 うでした。
 一度Hightになるとどうしてか、Lowにならならなくて、立ち
 上がりパルスの割り込みがかからないようでした。
 
 対応策がわからなかったので、入力方法を、
 アックティブハイからアクティブローに切り替えてみました。

 
 すると、やっと、思った動作ができるようになりました。
 問題を特定するのに、ネットで検索しましたが、やはり同じような
 原因でなやんでいる方がいたようです。同じTLP621での投
 がありました。解決策は書いてありませんでしたが、きっと
 TLP621の問題といいうよりは、PIC側の問題だったんでしょうね。
 ケースに組みこんで、電気部分はほぼ完成です。
 あとは、旋盤に取り付けるハードを作成します。
 スイッチでのオンオフ、センサーでの逆転、の様子です。
 
 ちょっと満足してます。

--「PIC」プログラミング再び (15)---

 基盤が組みあがり、プログラムを書き込んだPICで、試運転
 しました。最初、全く動きませんでした。
 細かい部分をチェックしていくと、配線の間違いやら、配線
 を忘れたところやら、プログラムの間違いやら、けっこうあり
 一つ一つ修正してきました。やっと、下記の動作ができるように
 なりました。
     正転・逆転・ストップ・回転数の変更
 やってることは、たいしたことなく、アナログのスイッチ等で
 制御すれば簡単だと思いますが、これも自作の醍醐味です。

 

 まだセンサーによる逆転の部分のテストがすんでいませが、
 やっと先が見えてきました。
 今回、一番のネックになったのが、やはり、フォットカプラーです。
 センサーが最低電圧で12Vで動作で、PICが5ボルトですから、
 フォットセンサーで、電位差をならす必要がありました。
 使ったのは、秋月のTLP621というフォットカプラーです。

 

 適当に選らんだのですが、入力したパルスをオシロで見て
 見ると、立ち下がりがシャープでなくなります。

 

 赤の形状になっています。きっと、反応が鈍いのでしょうね。
 デジタルタイプのカプラーもあるそうですが、こちらが、
 きっと、もっときれいな形状になるんでしょうね。

--「PIC」プログラミング再び (14)---

 ハードの作成と、プログラムの作成を同時に進めてきました。
 やっと、制御部分のPICのプログラムとハードのテストがいい
 結果になりました。
 テストボードで、ハードの仮組をし、ソフトを確認しながら、手を
 加えて、プログラムを作成しました。
 今回は、PICを二つ使ってます。なんとも、もったいない使い方
 で、プログラムは、容量の20パーセントぐらいしかつかって
 ません。余分なコメントもありますが、掲載します。

 制御プログラム----main.c
 今回のプログラムは、タイマー0の割り込みと外部割り込み
 を使ってます。
 当初、押しボタンスイッチは、スタートとストップだけでしたが、
 急遽、リセットの押しボタンスイッチを追加しました。
 この、コントローラーは、ステッピングモーターの回転数と
 正転・逆転のコントロール、センサーで正転から逆転への
 切り替え、の動作を制御するだけです。
   自動で
     正転→センサーで逆転
   手動で
     正転 逆転 停止
 これだけの動作です。パルスをカウントして、その分だけ
 戻るようにすれば、停止も自動でできますが、ちょっと面倒
 ですね。確か、ワンパルスで1.8度ぐらい回転しますので、
 一回転には、360÷1.8=200パルス。
 リードが2ミリとすると5cm動くのには、
 200×50mm÷2=5000パルス往復では、
 5000×2=10000パルス。
 このくらいのパルス数なら、それほど苦労しなくてもカウント
 できそうですが、まあ、この次の課題ですね。
 ちなみに、unsigned int の整数だと
       0 ~ 65535
 カウントが可能ですので、Long型の整数を使わなくても
 大丈夫のようです。ここまで細かいプログラムを組むと、
 CNCになってしまうので、CNCにしてしまったほうが楽
 でしょうね。

--「PIC」プログラミング再び (13)---

 今日もまた一つ勉強。
 センサーをフォットカプラー接続して、センサーのON-OFFを
 フォットカプラーを介して、PICに取り込む簡単な回路とプログラムで、
 実験しました。
 PICじゃなくて、LEDを接続して実験すると、センサーのON-OFF
 でLEDのLED-OFFができるのに、PICに接続すると、PIC入力端子
 のレベルが、HIGHT(ON)、LOW(OFF)に変化しませんでした。

 

 問題を切り分けるのに、あれこれやりましたが、マイナスコント
 ロールするとうまくいきます。

 

 プログラムで、入力端子の初期設定で、LOWレベルにしても
 LOWになりません。
 あれこれ悩みましたが、ソフトの原因ではなくて、ハードの原因の
 ようで、電源を入れると入力端子がHIGHTになるようでした。
 教科書のように、プルダウン抵抗を入れてみました。

 

 すると、電源投入直後も、入力端子がLOWレベルになり、思った
 動作ができるようになりました。
 プルダウン抵抗やプルアップ抵抗が必要だと教科書には、
 書いてありますが、その意味がやっと
 分かりました。

--「PIC」プログラミング再び (12)---

 だいぶ先が見えてきましたが、全体をまとめるあたって、今回は、
 回路図を書きました。
 細かい計算等はしていませんので、動かなかったら、変更です。

 

 こうやって、計画的に部品等を配置すれば、きっと仕上がりも、
 それなりに仕上がるんでしょうね。
 一つ一つ動作を確かめて、作ってますが、フォットカプラーから、
 PICへの入力部分と、PICからフォットカプラーを介して、
 ドライバーへの入力の部分の動作がまだです。
 明日は、フォットカプラーから、PICへの入力部分のテスト
 です。

--「PIC」プログラミング再び (11)---

 AD変換によるステッピングモーターの速度制御をあきらめて
 ましたが、割り込みとの組み合わせて、なんとか、
  240hz~1300hz
 のパルスの生成ができるようになりました。
 ステッピングモーターに接続して回してみると、見事、かなり低速
 から、結構高速、まで、制御できました。プログラムのソースコード
 を掲載します。参考になるかは、わかりませんが。
 デバック用につけているLCDのモジュールとヘッダーファイルも
 掲載しますが、ここのHPを参考にさせていただきました。
 速度変更----------main.c
 デバック用LCD表示----- lcd.c
 LCD表示用ヘッダーファイル--lcd.h
 このHPに出会わなかったら、ここまではできませんでした。
 実際にステッピングモーターを回してみると、加速や減速の
 過程で、昔の地下鉄電車の様な音がでます。
 
 あまりよく見えないのですが、ステッピングモーターのコントロール
 に入れている周波数もオシロで同時に映してみました。
 高速になるにつれて、パルスの幅が狭くなり、周波数が高く
 なるのが、なんとなく分かります。
 スピードコントロールのめどと、シュミットトリガーを入れたスイッチ
 の調整ができましたので、正転と反転のコントロールと、スタート
 ストップのコントロールのプログラムの
 作成に移ります。

--「PIC」プログラミング再び (10)---

===TMR0の罠===
 はまりました。TMR0の設定で、まるまる2日間。初期設定が
 プログラムに反映されませんでした。
 他の設定がだめなのか、制約があるのかネットで検索しま
 くりましたが、ヒットなし。お助け掲示板に書き込みました。
 しつこく検索続けていると、問い合わせのHPの過去記事に、
 「TMR0」の設定は、一回オーバーフローするともとに戻る。
 1回だけ有効の記事。目からうろこでした。
 プログラムを書き換えると、見事思った動作。思わず、
 「やった」と叫びたくなりました。
 丸二日間、悩みました。