---CNC CAMソフト NCVC(旋盤・フライス盤) (2)---

 NCVCは優れものです。CNCを始めるにあたって、以前、
 形を切り抜くためのソフトJMM-TOOLを○○ジナルマインド
 さんから購入しました。便利に使ってましたが、複雑な図形
 だと、形状の認識がうまくされなかったので、使うのを止めて
 ました。
 NCVCの解説を読んでいたら、なんとJMM-TOOLと同じ機能
 があるでは、ありませんか。改めて、NCVCは優れものです。
 通常は、DFXファイルを作成するのに、エンドミルの直径を考慮
 して作図します。
 直径の半分だけ、外側にずらしたり、内側にずらしたしておか
 ないと目的の大きさになりません。JMM-TOOLでは、これが
 できるのですが、NCVCでは、機能の一部になってました。
 次のような手順になるようです。
 DFXファイルを読み込みます。

 

 編集--加工指示--形状認識処理 をクリックします。

 

 すると形状やら、加工やらの情報が読み込まれます。

 

 必要に応じて加工内容を個別に編集する必要がありますが、
 ここから、自動処理をクリックすると、

 

 処理内容のウインドウが開きますので、エンドミルに応じた
 オフセット値をセットします。OKをクリックすると、 
 加工パスが作成されます。

 

 一番外側の切り抜きの部分では、オフセットの分
 (エンドミル半径の半分)だけ外側に、円の切削加工等
 では、オフセットの分だけ内側に作成されます。 
 ここから、
 NCデータの生成--形状加工生成--形状加工によるNCデータ作成

 

 を選んで、必要に応じて、切削条件ファイルの編集をししてOKをクリック
 すると、

 

 NCデータが作成されます。
 いままでJMM-TOOLを使わないで作成するときは、
 DFXファイルの作成段階で、エンドミルの半径の分だけ、
 外側や内側にずらした図形を作成してましたが、NCVCの
 形状認識を使うと手間が省けます。
 もっと、JW_CADにも、オフセットの線を引く機能がある
 ようですが、使い方が今一歩です。