---フライス盤(X2互換) ボールねじ化 (7)---

 部材がそろったので,加工に必要な拡張テーブルの続きです。
 結局,10Tのアルミ2枚使うことになりました。
 ざっと組み立てって見ましたが,対角線上のがたがあります。
 ということは,ねじれがあるか,バリ等で平面がでてないか
 です。

 

 木工だと手動カンナ基準面を作って,自動カンナをかければ,
 あっさり平面はでるのですが,アルミではね。
 とりあえず,バリをとり,もう一度組み立て治してみるようです。
 それでも,平面がでてないようなら,治具を作って,ねじれを治す
 ようですね。
6面フライスのプレートなら,ねじれもないのですが,
 値段がたかいですねえ。拡張テーブルができたら,
 テーブルの加工とベースの加工に入ります。

---くさびクランプ (3)---

 くさびクランプの穴開けとTスロットナットの製作をしました。
 くさびクランプの10度に切削したブロックの固定する方に
 10.5mmの穴をあけました。
   --写真予定--
 やはり,S45Cはアルミに比べたら格段に硬いです。
 細いドリルから,一気に10.5mmのドリルにしたので,
 何回か,食い込みでとまりました。
 時間がとれたので,Tスロットナットの切削もしました。

 

 一度Y軸を設定してしまうと,後は,Z軸の深さだけを気にすれ
 ば左右対称の物ができます。
 片方を目的の深さまで切削した後,ワークを反転して固定して,
 同じように,目的の深さまで切削します。

 

 同じものを2本作りましたが,凸部分が片方は,12mmでしたが,
 もう一方は,0.5mmほど余計に切削してしまいました。
 でも,二つとも,Tスロットにうまい具合におさまりました。

 

 後は,予定の長さに整形して,長穴の加工をしたブロックの
 位置を考えて,穴を開けます。
 長穴側をどうしようか考えてます。寸切リボルトなどを固定
 してナットで固定するようにするか,キャップボルトのままに
 するか,考えてます。
 市販のTスロットナットは,底面よりもボルトがでてしまうと,
 Tスロットを壊してしまう恐れがあるので,底面より出ないように
 加工がしてあるそうです。
 2倍の長さで切削してますので,半分の長さにし,端面を
 整えます。

 

市販のナットと比べると,結構長いです。

 

 
できあがった部品を並べると,一番左側のブロックは
 上下左右反対ですが,

 

 こんな感じです。
 
 長穴の加工と,Tスロットナットのねじ切りが残って
 ます。

---くさびクランプ (2)---

 くさびクランプの作成を始めました。フライスの改造は,部材
 が未到着で,一時休止です。
 ちょっと前に,購入したアングルブロックを使って,約56mm
 に切り出したS45Cの部材をセットします。

 

 先達のHPにあったように,側面を10度の角度に切削します。
 厳密に平行出しをしをする固定に使うには,きちんと精度を
 出す必要があるのでしょうが,試作ということで,精度は
 あまり気にしないで作ります。
 この後,キャップボルトの穴を開けて,二つのブロックを同じ
 Tスロットナットで固定できるように,長めのTスロットナットを
 作ります。
 
 本当は,先達のHPにあったように,厚めの部材がいいので
 すが,手に入らなかったので,楽天の秘密基地より購入した
 S45Cの磨き角材を使いました。
 12×18---Tスロットナット用
 12×20---固定ブロック用
 手書きの図面はおおざっぱに書きましたが,現物合わせ
 です。
 先達の作品のように部材の厚みがないので,座繰はし
 ないで,そのままにする予定です。

---X2互換フライス盤 Y軸不具合---

 
 写真に撮ったもりが,なんとSDカードがPCの方にさしたま
 までした。
 テーブルの拡張の工作とくさびクランプの制作をしてました。
 なんと,工作の途中で,Y軸が動かなくなってしまいました。
 台形ネジをなめたかなと思いましたが,ネジを外してみると,
 台形ネジのメタル軸受けの部分に切り子が入って,悪さを
 してたようで,メタル軸受けから抜けなくなりました。
 動かなくなる訳で,トンカチではたいてとりました。
 切り子がちょうど軸を削った形になって,軸が少しもりあ
 がって,かしめ状態になり,うごかなくなったようです。
 トンカチではたいて外しました。
 軸が盛り上がったままで,そのままでははいらないので,
 ダイヤモンド砥石で盛り上がった部分を平らにして無事,
 再組み立て。
 X2のY軸は,メタル軸受けで,ベアリングが入ってないので,
 大きな欠点です。旋盤市場のフライスは,同じクラスでも,
 スラストベアリングがちゃんと入ってます。そのうち,ベアリング,
 いれるようですねえ。

---くさびクランプ (1)---

 
 「くさびクランプ」なる治具(やとい)を見つけた。

 

 しかし,値段がとてつもなく高いので,同じようなもので,
 安いものはないか,探してると,自作している方がいた。

 

 

 くさび形にしたブロックをTスロットナットに止めて連結している
 だけであるが,便利に使えそうである。材料がそろったら,
 作ってみようと思う。

---フライス盤(X2互換) ボールねじ化 (6)---

 正式名称はわかりませんが,Retainerの部品表記があります。
 ボールねじに換装するにあたって,芯が下に下がるので,
 キャップスクリューの取り付け部分を長穴に加工してました。

 

 とりあえず,これで,取り付けの調整ができます。
 X軸を動かすのに力がかかる部分でしょうから,将来,
 全面的に作り直すようかなと思います。
 Y軸のボールねじのナットは,外に出そうかなと思ってましたが,
 内にしようか検討中です。内に入れると,ベースの加工も
 必要になります。あれこれ頭を悩ますのも楽しいかなと
 思います。

---フライス盤(X2互換) ボールねじ化 (5)---

 ボーリングヘッドを使って,穴を34mmまで広げましたが,
 ボーリングヘッドの超硬がすぐ欠けてしまいます。

 

 今日,電動ドリルで使うダイヤモンド砥石を買ってきて,
 旋盤につけて超硬部分を研いでみました。

 

 問題なく研ぐことができて,サポートもほぼ完成。

 

 後は,タップを切るだけです。

---フライス盤(X2互換) ボールねじ化 (4)---

 軽くフライス目をベルトサンダーで落とします。

 

 いいのかどうかは分かりませんが,多少,寸法変化するんでしょうね。
 30度の線を引くので,こんな使い方でいいのかもわかりませんが,
 
 アングルブロックを30度にセットしてケガキます。

 

 この後バイスにセットして,ドリルで下穴を開けて,ボーリングで,穴を
 広げます。

 

 前回,ボーリングヘッド?のイモネジを強く締めすぎ,
 食い込んでしまい,外せなくなってしまったので,今回,
 セットピースを入れて,イモネジを締めます。旋盤で,

 

 自分でも削ればできそうですが,オリジナルマインドより
 購入しました。少しずつ広げて,もう少しになりました。

 

 それにしても,使い方がわるいのか,ボーリングヘッドの
 先の焼き入れ部分がすぐに掛けて切れなくなります。
 安物だからでしょうかね。もう少し,使い方の研究が必要で
 す。

---フライス盤(X2互換) ボールねじ化 (3)---

 
 やっと,サポートの整形が終わりました。

 

 10mm近く削りました。本当は,メタルソーかなにかで,
 ある程度切って仕上げをすればいいのでしょうか,
 全部フライスでやりました。切り子がすごいです。

 

 下地ができたので,表面をベルトサンダーで磨いて,
 34mmの穴をあけて,
 固定用の穴を開ければ完成です。

フライス盤 クイックチェンジ

 旋盤には,クイックチェンジツールポストというのがあり,
 市販もされているようですし,諸先輩の自作の話題も多く
 見かけます。
 フライス盤にもあるようですが,業務用が殆どで,値段も
 中華製の機械が一台買えるぐらいの値段です。
 ネッドで検索してたら,

 R8 Easy Change Basic Holders

 
 

 というのも見つけました。値段も,188,48€(約26000円)
 と手の届かない値段ではありません。
 Engineering Supplies
 とう会社で,スコットランド(イギリス?)にあるようです。
 スピンドルをR8に交換すれば,X2互換機でも使えそうです。
同じものだと思いますが,アメリカでは,
 PennToolCo.com
 665$(約69000円)と2倍から3倍の値段で売ってます。
 代理店を通すと高くなるんでしょうね。フェスツールの木工用
 のドミノとかも日本では,アメリカの2倍ぐらいの値段します。
 アメリカもドイツから輸入してるんでしょうけど,フェスツール
 の日本の代理店はもうけすぎですね。