リテーナーが完成です。現物合わせで作りましたので,固定
用のネジの頭サイズ縮めたり,座繰りの狂いを修正したりと
すんなりとはいきませんでしたが,完成です。
スラストベアリングを組み込んでハンドルもつけてみました。
X軸の軸は,ちょっときつめで,スラストベアリング外すのに力が
いりましたが,Y軸は,ちょっとゆるめで,スラストベアリングも
スルっとはいりました。
明日,若干の修正をして,組み込みます。
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4日ほどかかって,リテーナーの加工が終わりました。
ただの鉄の塊から,時間をかけて一つの部品ができるというのが,
一つの大きな喜びです。
エンジンなどを自作する方は,動いた時の感動はひとしおな
んでしょうね。
今回,いやというほど感じたのが,道具は,調整しないとだめ
だということです。
ロータリーテーブルも,調整なしで使い始めましたが,調整後は,
なんと,二倍ぐらいのスピードで作業がはかどりました。
毎回が勉強ですね。
調整ついでに,取説を読むと,バッククラッシュの調整の仕方
も書いてあったので,調整しました。きつめになりましたが,
殆どガタがなくなりました。
切り子よけのゴムカバー取り付けの穴の加工と座繰りが残
ってますが,ほぼ完成です。座繰りは,省略して,ゴムカバー
の穴だけを加工しようと思います。
ロータリーテーブルを使って,部品作りをしています。最初,
調子よくすすみましたが,本日,続けて,エンドミルを二本
破損させてしまいました。
テーブルの上に固定してある4つ爪チャックを手で揺すって
みると,明らかにガタがあります。
エンドミルの折れた原因は,このガタのようです。
調整すべく,あっちこっちを見て見ましたが,なかなか分か
りません。裏側を見てみると,4つの穴があいた円盤があり,
内側にネジが切ってあります。これだろうとあたりをつけ,
急遽,ヤトイを作って締めて見ることにしました。
構造は,デスクグラインダー刃を取り付けるナットと同じで,
磨き棒とボルトナットで,
間に合わせに作りました。このヤトイで,締めて見ると,
ゆるゆるでした。締めすぎると,テーブルが動かなくなります。
加減が難しかったですが,テーブルの回転がしぶめになる
ように調整しました。この調整で,ガタは,殆どなくなりました。
しかし,ハンドルの動きがかなり重くなったので,
これまた急遽間に合わせにハンドルを大きくするヤトイを
作りました。
今日も回り道しましたが,ワークをセットして,切削をしてみると,
ガタがなくなり,気持ちよく切削できます。
しうかし,切削してる時に,時々,ガタっと振動します。
考えられるのは,スピンドルのベアリングでしょうか。
一段落したら,ベアリングも見て見ようと思います。
間に合わせでハンドルをつくりましたので,Y軸のハンドルと
時々干渉します。後で,よく考えて,きちんとしたもの作ろうと
思います。ハンドル,電動で回せたらいいですね。
0から作るのは,ちょっと時間がかかりそうですが,X軸の
オートフィーダーが使えそうです。
某オクでは,21000円程度で出てます。写真のは,
184$ちょっとです。悪い虫がまたおきそうです。
便利な道具を見つけて使い始めましたが,使い方を誤って
破損,再購入となりました。
忘れないために,使い方をまとめておきます。
(1)まず,コレット等に黒矢印のシャンクを咥えます。
(2)中心を見つけようとする穴(円の外径)の中心にシャンクが
くるように,X,Yテーブルのハンドルを動かしておおざっぱに
合わせます。
(3)中心見つけようとする穴(円の外径)を端子の先端
(黄色矢印)がなぞるようにセットします。
(4)緑矢印の回転止めを固定し,フライスの左側にくるように
セットします。
(5)ごく低速でフライスを回転させて,端子の先端が穴(円の外径)に
常に接しているか確認します。必要に応じて,赤矢印のネジを緩め
端子の固定されている根本に角度を持たせます。
(6)フライスを低速で回転させ,Y軸のハンドルを1目盛りか2目盛り
わずかに動かします。この時インジケーターの針の動きに注意します。
針は120度ぐらい左右に激しく動いています。フライスのハンドルを
右回りか左回りに動かした時に,この左右に動いている針の動きが
わずかに変化します。左右のふれがわずかに少なくなる方向に
少しずつハンドル回していきます。
(7)少しずつハンドルを回していくと,振れ幅が小さくなっていきます
が,ある場所から逆に針のふれが大きくなります。一番針のふ
れが小さくなったところで,Y軸のハンドルを回すのを止めます。
(8)針のふれが最小になった所で,回すハンドルをY軸からX軸に
変更し,同じように注意しながらハンドルを回していきます。
(9)針のふれが殆どなくなるまで,
Y軸→X軸→Y軸→X軸→・・・・・・・・・
と繰り返しますが,一度か二度の交代で針が振れなくなる場所
が見つかるずです。この位置が穴(円の外径)の中心の座標です。
X2の互換機だと懐が狭いので使いにくいのですが,便利に使って
ます。
下記の動画は,針が殆ど振れなくなった中心の座標をしめしてます。
今回のフライスのミニ改造でも,便利に使いました。
これも以前から気になっていた,Y軸の改造を行いまます。
改造といっても新しくリテーナーを作って,スラストベアリング
を入れるだけです。現行のフライスには,スラストベアリング
が入ってないので,調整がうまく行きません。
プレートを切断します。
フライスでおおざっぱな形に切削します。
旋盤に咥えて,ハンドルの付く部分の加工をします。
フライスのロータリーケーブルにセットして,中繰りを行います。
本当は,旋盤でやろうと思いましたが,残念ながら,中心の12mm
のドリルとリーマが咥えられません。
中繰りを旋盤でしてから,フライスで中心の加工をしてもよか
ったのですが,練習がてら,ロータリーテーブルを使います。
5mmほど掘り下げましたが,時間がかかります。
同じように反対側も中繰りして,中心を12mmに加工します。
やはり,機械の限界をよく考えないと,加工手順の無駄がでてしま
います。
旋盤でも,もうちょっと径の太いドリルを咥えられるといいのですが。
ロータリーテーブルで加工ですが,やはり,フライスのガタがでて
しまいます。ヘッドのがたもう一度調整するようです。
スクロールチャックの爪を外してみて,しげしげと眺めると,
なんと一つだけワークと接触する部分の一番奥の所に,
幅0.2~0.3mm程度のバリがありました。
ヤスリ削ってとりあえず取りましたが,なんとも気持ち
悪いので,かねてからやろうと思っていた爪の研磨を
することにしました。
必要なエアリュータ-等はこのために以前に買っておいたの
があり,刃物台への固定用のアダプターも作っておいたの
で,さっそくやることにしました。
これも,YUSAさんHPの「芯だしバーを作ろう」に記載が
あったチャックの研磨を見てやりました。
まず,爪の奥になる部分をグラインダーでけずりました。
黄色の○の部分です。焼きが甘いのか,あっという間削れ
ました。この部分で,ボックスレンチのコマを咥えます。
旋盤は,500rpmぐらいの低速で回し,リュータ-は,
結構高速で回します。
新聞紙で養生して,何度もリュータ-を出し入れします。
火花が出っぱなしです。
研磨後,咥えたコマと同じ程度のものを咥えてダイヤルゲージ
で測定すると,1/100程度のブレにおさまりました。咥えなおして
も私の旋盤の主軸の精度の5/100程度におさまりました。
10cm程度ワークを咥えた時の先端のブレを少なくしたかったの
ですが,これは,大きな変化はありませんでした。
主軸の精度が上がらないと,チャックの精度もあがりませんね。
それにしても,「寿貿易さんの整備してからの出荷」に惚れ込
んで購入しましたが,チャックの爪のバリには,がっかりでした。
主軸のブレの原因は,主軸の精度・ヘッドの精度,どちらでしょうか。
ベアリングは日本のものを使っているので考えにくいのですが,
できれば,精度を上げたいものです。
ボールねじの換装で使うリテーナーを作るのに,手持ちの
フライカッターはちょっと小さいので,80mmの切削ができる
ものを作ることにしました。
材料は,手持ちのSSのプレートをスライスしたのと手持ち
SSの磨き棒16mmを使います。
20mmにスライスした物の高さをつめ,テーパーのついた
穴を開けます。
旋盤を購入したときにセットで購入してあった4つ爪チャックを
初めて使います。
諸先輩のHPを参考にしながら,丁寧に芯を出します。
それほど手こずらないで,1/100程度に調整できました。
複式刃物台は磨き棒のテーパー切削のために2度ほど傾けて
ありますので,そのまま中繰りをします。
磨き棒を入れながら,現物あわせで削ります。
削り終わってみると多少削りすぎで,ちょっとゆるめですが,
何とか,体裁が整いました。
諸兄のHPには詳細な写真等が載ってますので,そちらが
参考になると思います。
チップを取り付ける溝の加工と,端面にRをつける加工が残って
ます。チップは,以前,某オクで,まとめて落札したチップが
使えそうなので,それを使います。
チップを止めるためのネジも専用のものが販売されている
ようですが,取り合えず,キャップスクリューで代用して,
後日,交換します。
組み立て終わったので,電池につないで見ました。
ところが,LCDに「1」しか表示されません。イモハンダが原因
かと思いハンダ部分を全部再加熱して見ましたが,同じです。
組み立てマニュアルを見ると,VR3周辺を点検すべしとあります。
よく見てもおかしいところはないので,再度,組み立てマニュアル
と熱電対のマニュアルを見てみると,ありました。
熱電対マニュアルでは,
VR3--1MΩ
RT---470KΩ
に変更するとあるのに,本体のマニュアルでは,
VR3---470KΩ
RT---1MΩ
と反対の表記でした。熱電対のマニュアル通りに組み立てたので,
本体のマニュアルのように変更したら,動きました。
マニュアルの間違いでした。
氷水とお湯で,おおざっぱに更正しました。
うまく動いています。
後で温度計と比べながら,正確な更正をしてみます。
マニュアルが間違っていたのでは,動きませんね。