---PIC 流れるサインボード (1)---

 諸兄のHPを参考に、PICを使ってサインボードを作りました。
 何の使用目的もない、ただのおもちゃです。
 ただ、諸兄のHPで使ってる74HC154は製造中止でしたの
 で、これまた、諸兄のHPを参考に、74LS138二つで置き換
 えて作りました。
 三日ぐらいかかって、配線を終えて、どのような形で、流れる
 サインボードを実現するか考えました。
 参考になるC言語によるプログラムがみあたらなかったので、
 過去の7セグLEDを使った工作を思い出しながら、
 ダイナミック点灯を基本にプログラムを組むことにしました。

 

 8×8のLEDが4枚ですので、8×32列のLEDがならんでます。
 この黄色い□から黄色い□までのLEDに、タイマー割り込みを
 使って、このLEDとダブるように準備したメモリーの内容を
 書き出すことにしました。
 テレビで使われている走査線のイメージでしょうか。
 メモリーには、縦に8個並んでいるそれぞれのLEDの
 ON-OFFの情報を書き込みます。
 右にスクロールさせるには、メモリーの左側の山吹色の部分
 に表示させる文字のデーターを書き込みます。
 左にスクロールさせるには、メモリーの右側の青色の部分に
 表示させる文字のデーターを書き込みます。
 「A」の表示をさせるには、

 

 16進数7個をメモリーに書き込みます。
 左側に書いてある数字が、上から左端の縦の列の情報に
 対応します。
 これをスクロールさせるには、メモリーに書いてある情報を
 それぞれ、一つ右側のメモリに移動する、ということで、実現
 します。

 

 多分、このほかにもスクロールの方法があるのでしょうが、
 自己流で、作製しました。
 実際に動かして見ると、すーっと流れるような表示には、
 なっていません。
 なめらかにするには、もう少し、工夫が必要なんでしょうね。

 

 アルファベットのA~Zまでの大文字のデーターを入れると、
 それだけで、ほぼメモリーが満杯です。
 倍のメモリーのある16F1939に変更してみようと思います。
 USARTを使って、PCのデータをスクロールさせるのが目標
 です。