---くさびクランプ (3)---

 くさびクランプの穴開けとTスロットナットの製作をしました。
 くさびクランプの10度に切削したブロックの固定する方に
 10.5mmの穴をあけました。
   --写真予定--
 やはり,S45Cはアルミに比べたら格段に硬いです。
 細いドリルから,一気に10.5mmのドリルにしたので,
 何回か,食い込みでとまりました。
 時間がとれたので,Tスロットナットの切削もしました。

 

 一度Y軸を設定してしまうと,後は,Z軸の深さだけを気にすれ
 ば左右対称の物ができます。
 片方を目的の深さまで切削した後,ワークを反転して固定して,
 同じように,目的の深さまで切削します。

 

 同じものを2本作りましたが,凸部分が片方は,12mmでしたが,
 もう一方は,0.5mmほど余計に切削してしまいました。
 でも,二つとも,Tスロットにうまい具合におさまりました。

 

 後は,予定の長さに整形して,長穴の加工をしたブロックの
 位置を考えて,穴を開けます。
 長穴側をどうしようか考えてます。寸切リボルトなどを固定
 してナットで固定するようにするか,キャップボルトのままに
 するか,考えてます。
 市販のTスロットナットは,底面よりもボルトがでてしまうと,
 Tスロットを壊してしまう恐れがあるので,底面より出ないように
 加工がしてあるそうです。
 2倍の長さで切削してますので,半分の長さにし,端面を
 整えます。

 

市販のナットと比べると,結構長いです。

 

 
できあがった部品を並べると,一番左側のブロックは
 上下左右反対ですが,

 

 こんな感じです。
 
 長穴の加工と,Tスロットナットのねじ切りが残って
 ます。